豪雨で道路が冠水したとき、子供やお年寄りに「持たせたいモノ」 あるだけで命を守れるかも…
冠水した道路を歩いて移動しなければならない場合に、命を守るために「持っておきたいもの」とは。

各地でゲリラ豪雨による浸水などの被害が相次いでいる。
冠水した道路などを移動しなければならないときに必要な「命を守るもの」について、過去の『夕方ワイド 新潟一番』(テレビ新潟)で取り上げていたので紹介する。
【今回の動画】避難の際に役立つ「命の棒」
■避難の助けに
番組では、水害に備えた新潟での地域の取り組みについて特集。
北海道長沼町の水防少年団のメンバーを招き、土のうの作り方や積み方など、水害対策について親子で学ぶ催しが行われた。そのなかで、冠水した道路を移動しなければならなくなった際に必要な「命の棒」についても取り上げた。
冠水した道路は水が濁り、マンホールのふたが開いていたり、くぼみや側溝があっても境目が分からなくなっている。突然深みにはまり、水に流される恐れもある。そのため、水の深さを確かめながら移動するために、基準となる「命の棒」があれば、避難の助けとなる。
■「命の棒」作り方
「命の棒」の作り方は、竹の棒などを、持つ人の肩の高さに合わせて切る。さらに、ひざ下の高さに合わせて、色の目立つテープなどで印をつける。
水のなかを歩いて移動する際、棒で歩く場所の深さを確かめながら歩くことで、ひざより上の深さになる場所がないか確認しながら移動することができる。
■水深50センチで困難に
大雨による浸水の際、成人男性で水深50センチ、小学校高学年では20センチ以上の深さで移動が困難になるとのデータも。
また、浸水の際には下水道があふれて水が汚染され、感染症のリスクも高くなるほか、体が濡れて低体温症の恐れもあるそう。
そのため、とくに高齢者や乳幼児など、避難に時間がかかる人がいる場合などには、自治体から「高齢者等避難」が発令された段階で避難を開始した方がよいという。
また、浸水がある場合には無理に避難場所へ移動するのではなく、なるべく自宅の2階以上への垂直避難などを行った方がよいとされる。
■避難しなければならない場合に…
ただ、平屋建ての住宅や、木造住宅で倒壊や流失のおそれがある場合、家屋倒壊等氾濫想定区域に自宅がある場合、必要な備蓄がない場合など、どうしても避難しなければならないケースも。
その場合には、動きやすい長袖、長ズボン、履き慣れた靴底がしっかりしたスニーカー、帽子かヘルメットを着用し、可能であれば軍手で手を守る。荷物はリュックに入れて両手を開けるとよい。
水のなかを移動するのは、背が高く力の強い成人男性でも困難だが、移動に時間がかかる子供や高齢者は、さらに注意が必要となる。「命の棒」があれば、深さを確かめながら移動することができ、文字通り命を守る助けになりそうだ。なお棒がなければ、傘などで代用して、必ず深さを確かめながら避難するようにしたい。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月90本程度を執筆中。




