禁煙なはずの飛行機、トイレで灰皿発見され「どうして?」と乗客が困惑 設置の経緯をJALに聞いた
禁煙のはずの飛行機トイレに、なぜか「灰皿が設置されている」と話題に。機内喫煙を「重大な犯罪行為」と注意するJALに、設置の経緯を聞いた。
■53年前の痛ましい事故が切っ掛け
機内に灰皿が設置されるようになったのは1973(昭和48)年、トイレでのたばこの不始末が原因とされる火災による飛行機墜落事故が、フランスで発生したことが切っ掛けだという。
JALの担当者は「当該の事故以降に世界中で厳格化され、現在はアメリカの連邦航空局(FAA)の基準や、それに倣った各国の航空法により、『機内化粧室のドア付近には、必ず灰皿を設置しなければならない』と定められています」と、補足していた。
…と、ここで気をつけたいのは、灰皿の設置を受けての「曲解」である。
JALの担当者も「機内喫煙は重大な犯罪行為で、決して『灰皿があるから吸ってもいい』わけではありません。機内での喫煙(電子・加熱式タバコを含む)は航空法で厳しく禁じられており、命令に従わない場合は、罰金が科せられることがあります」と、説明。
加えて、「機内での喫煙は、航空機内での火災に繋がる恐れがあり、大変危険です。発生場所によっては、飛行機のコントロールに欠かせない重要なケーブルなど、航空機の運航に不可欠なシステムに重大な損傷を与える可能性があります」「また、航行中の喫煙が原因で目的地以外の空港へ緊急着陸(ダイバート)する可能性もあり、旅程通り目的地までご案内できないことも考えられます。安全で快適な空の旅のために、ご協力をお願いします」と、呼びかけていた。
「飛行機」という空間の中では消化設備や人員には限りがあるため、安全なフライトを確保するには、乗客一人ひとりの協力と理解が不可欠。
喫煙者の諸君は、禁止された場所での喫煙はくれぐれも謹んでほしい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




