ホテル泊先で体調を崩し「スタッフの神対応」に感謝も… 口コミに“絶対に書いてはいけない”理由
旅行先でホテルスタッフからの“神対応”に感動しても「書いてはいけない口コミ」とは…。「親切心を台無しにする」の声も。

旅行先のホテルで、スタッフに親切に対応してもらって感激したという経験がある人もいるはず。感謝の気持ちを表そうと、サイトの口コミに経験談を投稿する人もいるが、じつは書くべきではない口コミも…。
とあるホテルのフロントで勤務する「あるホテルマンの本音」氏が公式Xにて、ホテルで宿泊した際に「書いてはいけない口コミ」について言及。その内容が反響を呼んだ。
■「解熱剤と風邪薬まで…」
同氏は「どこかのホテルの悲しい口コミ」として、「真夜中に体温計を貸してほしいと内線でお願いしました。真夜中なのにすぐにダッシュで部屋まで来てくれて、解熱剤と風邪薬まで持ってきてくれました。本当にありがとうございます。最高のホテルです!」との口コミを紹介。「あちゃ〜…」と青ざめる顔文字を添えた。
どこかのホテルの悲しい口コミ
「真夜中に体温計を貸してほしいと内線でお願いしました。
真夜中なのにすぐにダッシュで部屋まで来てくれて、解熱剤と風邪薬まで持ってきてくれました。
本当にありがとうございます。
最高のホテルです!」あちゃ〜…😰
— あるホテルマンの本音 (@Projectj0220) October 29, 2026
この投稿に、ユーザーからは「渡すだけでダメなんですか?」「夜中に自分で買いに行くか、病院行くか、我慢するしかないのか?」などと疑問の声が寄せられた。
■多くの宿泊施設では…
確かに、多くの宿泊施設の公式サイトを確認してみると、「薬機法(旧薬事法)第24条の規定により、医薬品のご提供は致しておりません」との注意が。宿泊客に向け、事前に常備薬を準備して持参するか、ホテル周辺の病院や薬局を紹介する対応になることを説明している。
「薬機法(医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)」第24条では、「薬局開設者又は医薬品の販売業の許可を受けた者でなければ、業として、医薬品を販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは陳列してはならない」と定められており、許可なく医薬品を渡すことはできないようになっている。
ただ、実際にはフロントのスタッフの判断で薬を渡すケースもあったようで、「胃痛で苦しんでたら身内がフロントに電話してくれてすぐに胃薬持ってきてくれた。あれはダメなのね」「だめなんですか? フロントで頭痛薬何度ももらったことあるのですが」とのコメントが。
■「親切心を台無しに」の声
ユーザーからの「えー渡しちゃだめなの? 優しい対応だと思うけどな」との声に、ホテルマン氏は「なので『悲しい口コミ』なんです」と返信。
「真夜中なのに色々親切に対応してくれました! って程度であればきっと良いはず」とのコメントには「大正解」と返した。
ほかのユーザーからは「無知がホテル側の親切心を台無しにする」「なんで軽々しくネットに書いちゃうのか。本人は『いいエピソードを披露して宣伝になれば』という善意なのかもしれませんが…」といった声も寄せられている。
旅先での体調不良という非常時に救われ、感謝を伝えたい気持ちになるのは当然だろう。しかし、不用意にネットの口コミへ書き込むのは避けたいところだ。感謝は、ぜひ「また宿泊して利用する」という形で届けるのが最善かもしれない。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。
・合わせて読みたい→ひろゆき氏が高級ホテルより、手頃なビジネスホテルを好む理由 「ストレスが少ない」に共感する人も
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)




