ノンスタ井上、ライブでの「ネタ選び」のこだわり明かす 客層や前の芸人のウケまで瞬時に判断
NON STYLEの2人が、漫才の舞台に立ってから披露するネタを決めるという、ライブならではのこだわりを明かした。

29日放送の『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー』(ニッポン放送)に、『M-1グランプリ』2008王者のNON STYLE・石田明と井上裕介がゲスト出演。富澤たけし、伊達みきおの代役を務める狩野英孝と、漫才へのこだわりについて語り合った。
■舞台上でネタを決める
リスナーから、井上は舞台に上がるまでどのネタをやるか知らされていないのかと質問が寄せられると、井上は驚きのネタ選びを明かした。
すぐに披露できるネタを常時5、6本用意しておき、客席を見てから選ぶという。「いや、例えば僕らよくやる人間ドックのネタがあるんですけど、バーって客席を見た時に、子供多いなと思ったら、人間ドックのネタはやらへんし、みたいな」と説明。
「あとは(客席の反応が)重いとか、前の出番の芸人の感じ、『今日のお客さんあんま乗りにくいな』ってなったら、よりベタな方がええか、とか」と、客の反応を見たネタ選びについて語った。
■太ももを叩く動きは「ノイズ」
話題は、石田が漫才中に自分の太ももを叩く独特の動きが生まれた経緯へ。
当時は周囲から「NON STYLEはうまい」と評されることが多く、石田は整いすぎた漫才を自ら崩したいと考えたという。「なんか自分のネタを自分で邪魔したい」「ちょっとノイズを入れたい」と試行錯誤し、ネタ合わせで太ももを叩いてみたところ、珍しく井上が反応した。
そこで学園祭の舞台で、ボケるたびに太ももを叩く方法を実験。ハマらない時もあれば大きくウケる時もあり、「これなんとかなりそうやな」と手応えをつかんだという。
井上も、初めて見たときの感覚を「不協和音に近い感じ」と表現。「何してんねん」と思わせる違和感そのものが面白かったと振り返った。
■「1万回練習」は戦略だった
ストイックな漫才師というイメージにも、意外な裏側があった。
石田が「すげえ練習してるイメージあるじゃないですか。でも全然やってないんですよ」と明かすと、そのイメージを作ったのは井上だったという。
『M-1グランプリ』出場時、井上は「このネタはもう1万回以上ネタ合わせしました」などと発言。石田から「絶対計算しても無理」と指摘されると、井上は「それは戦略、戦略」とあっさり認めた。
さらに2008年の『M-1』では、優勝前の取材から「あ、もう優勝してますんで、優勝した後の話とか聞いてください」と言い続けていたそう。富澤から「ちょっとだから鼻につくように見えちゃうよね」と言われると、井上は「いや、実際鼻につくんですよ」と自ら認めて笑わせていた。
■執筆者プロフィール
びやじま。フリーライター/エディター。月100時間、30番組を聴く深夜ラジオのヘビーリスナーで、2016年からSirabeeに参画。現在はラジオを中心にした芸能エンタメを中心に月40本程度を執筆中。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)




