8月終わりの風物詩「セミファイナル」に衝撃の事実判明 有識者は「ファイナルではない」と説明
「セミファイナル」の名で恐れられているセミたちの決死の特攻。セミの有識者は「死にかけどころか元気な状態」と説明する。
日本の夏といえば、祭りに花火にかき氷。そして忘れてはならない「セミの鳴き声」である。
今回は、多くの日本人が誤解しているであろう恐怖の事象「セミファイナル」の本質について再度紹介したい。
■いつしか人々はそう呼ぶように…

通常、セミファイナルというとスポーツの大会などにおける「準決勝」を意味するが、現在は路上のセミが突然仕掛けてくる「特攻」を指す際に使用されることが多い。
「セミ爆弾」の別名でもお馴染みのセミファイナルは強烈なインパクトを秘めており、道を歩いていたら地面にひっくり返っていたセミが突如暴れ出し、度肝を抜かれた…という経験は、日本人であれば誰しも覚えがあるだろう。
■この時期は被害が続出
ネット上にはほぼ毎日のように「セミファイナル喰らって心臓飛び出るかと思った」「道端のセミファイナルが本当にスゴい」「家出た瞬間に遭遇するのはやめてほしい…」といった声が上がっており、やはりセミファイナルに頭を抱えている人は少なくない模様。
もう人類は夏の期間、外出する際はセミの顔色を伺いながらビクビクと慎重に歩を進めるしかないのか…と思わず絶望してしまいそうになるが、まだ人類にも反撃の目は残されているはず。
そう確信した記者は今回、とある男性にセミファイナルの対抗手段を伝授してもらうことに。
■「セミファイナル」は誤りだった?
取材を快諾してくれたのは、「日本セミの会」に所属する幹事の三好さん。なお今回は「会全体の意見」でなく、いちセミ好き「個人の意見」としてセミファイナルに関する私見を語ってもらった。
早速「セミファイナル」という言葉に抱く印象を尋ねてみると、「自然科学的には間違った見解と言えます」という回答が。恐らく多くの人が、地面にひっくり返ったセミを見て「死にかけ」と認識していることと思うが、三好さんは「単にセミが地面に仰向けとなっている状態で人の気配に驚いて急に飛び立った、ということは明らかに元気に生きている証拠です」と冷静な分析を見せる。
仰向けになった理由に関しては「とまる木などが近くになく、不時着したものと考えます」と説明し、「したがって『セミファイナル』でなく、『セミグレートコンディション』と呼んでも過言ではないかもしれません」と、目を細めながら語ってくれた。
なお「セミファイナル」という呼称が定着した理由についても、「セミの命は1週間、という概念と『仰向け=死んだ』という勘違いのもと、急に飛び立つ姿を目撃して『最後の一幕』(ファイナル)と憶測し、こうした呼び名が生まれたと推測します」とコメントしている。
ちなみにセミの成虫の寿命は、1週間どころか3週間から4週間になるそうだ。






