「3000人を30分で」避難させたイオン熊本の防災体制、元消防士目線では「凄いと思う」 会見に憤りも…
イオンモール熊本の地震後の避難誘導について、元消防士が指摘。また爆発事故後の社長の会見での記者の質問に「めちゃくちゃ違和感」「ムカついてて」とも。

元消防士の“タイチョー”こと兼平豪氏が30日、公式YouTubeチャンネル『【消防防災】RESCUE HOUSE レスキューハウス』を更新。
28日の熊本地震の後に発生した「イオンモール熊本」の爆発事故について、元消防士の視点からイオンの防災体制について言及した。
【今回の動画】防災体制について言及
■地震の1時間半後に爆発
28日午後4時27分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする最大震度7を観測する地震が発生。その約1時間半後の同午後5時50分ごろ、同県嘉島町の「イオンモール熊本」で大規模な爆発が発生し、2階部分が崩落した。
地震発生当時、館内には約3,000人の来店客らがいたが、揺れが収まった後に避難誘導が行われ、約30分後には全員が避難を終えた。
しかし爆発事故で、31日までに店舗の従業員ら5人が負傷、7人の死亡が確認された。
■「消防訓練が生きてる証拠」
兼平氏は、「1つだけテレビで言えたらよかったなって思うこと」として、「避難完了したのが17時ぐらい、30分で避難完了しました。ここの数字だけ見たら、『大して早くないのかな』って思うかもしれないけど、実際3,000人ぐらいおるわけ。3,000人を30分で避難完了させたっていうのは、極めて消防訓練が生きてる証拠」と指摘。
一般的な企業の避難訓練に立ち会った際に、20人が避難するのに10分ほどかかったとして、「たった20人で10分かかる。今回のは何千人っていう規模を30分で完了させたっていうのは、イオンの防災体制はまずまず出来てたと思ってる。凄いと思う」と語った。
■記者の質問に批判の声
事故後の29日には、イオンの吉田昭夫社長らが記者会見を行ったが、爆発が想定外だったとした吉田社長に対し、出席した記者からは「予見できなかったというのは、それでいいんですかね?」などと質問が。
さらに、避難完了後に従業員が館内に戻ったことに「『中に入っていいよ』とアナウンスとかは?」「グループの従業員と専門店の従業員に何か差があったりするのか?」といった質問が相次いだ。
また、店舗の休業期間や復旧の費用など、経営面についての質問をする記者もみられ、SNSでは「人災にしたい質問ばかり」「イライラする」などと記者への批判の声もみられた。




