入社面接で道に迷い大ピンチの就活生、正露丸の匂い辿って無事到着 面接結果は無事「合格」

8割の人が「すぐ連想できる」という正露丸の匂い。大幸薬品の社員は「入社面接の道中迷って遅刻しそうになったが、正露丸の匂いを辿ったら無事本社に着いた」というエピソードを明かす。

2026/07/02 10:30

『正露丸』
画像提供:大幸薬品

五感にダイレクトに訴えかけてくる存在は、非常に印象に残りやすいもの。

今回はその中の嗅覚、大幸薬品の『正露丸』の匂いに関する驚きのエピソードを紹介したい。


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■正露丸の匂い、すぐ連想できる?

先日、Sirabee編集部では全国の10~60代の男女617名を対象とした調査にて、「正露丸の匂い」に関するアンケートを実施。

「正露丸の匂い」グラフ
Sirabee編集部作成

その結果、40代以上の年代と比べて若年層の認知度は下がるものの、全体の78%が「すぐ連想できる」と回答していた。

「正露丸の匂い」グラフ
Sirabee編集部作成

その結果を受け、大幸薬品に匂いの要因や、匂いにまつわる社員のエピソードや「あるある」を尋ねたところ、外部の人間には想像できないほどユニークな裏話が多数存在することが明らかになった。

こちらの記事にて一部紹介しているものの、流石に尺が足りなかったので、今回改めて残りのエピソードを紹介したい。

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■鉄板の悩み「匂いがとれない」

『正露丸』を語る上で避けては通れない特徴が、その匂い。この独特な匂いの正体は、主成分の「木(もく)クレオソート」の匂いである。

大幸薬品の中でも、新入社員はその匂いに苦戦する場面も多いようで、社員Aさんからは「研修の際、髪の毛に付いた臭いが枕に移り、2カ月ほど臭いがとれませんでした」と、語る。

また、昨年入社した社員Bさんからは「OHなどで現場に入室すると正露丸臭がキツく、お風呂入ってもとれません。作業着は自宅の洗濯機で洗っていますが、家族全員の服が正露丸臭で染まりました」という、驚きのエピソードが飛び出した。

作業着に付いた匂いは洗濯してもとれないため、「雨の日でもベランダに干す」という社員もいるようだ。

また、社員Cさんからは「入社が決まり、入社関連の書類が入った封筒が自宅に届いた際、封筒から正露丸の匂いがして驚きました」と、事実なのかネタなのか判断に迷うエピソードが寄せられている。

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■「正露丸の匂い」に慣れたらベテラン社員?

『正露丸』
画像提供:大幸薬品

このように、大幸薬品の社員も苦戦している『正露丸』の匂いだが、人は物事に「慣れる」生き物。つまりこうした悩みは、同社員にとって「通過儀礼」のようなものなのだ。

たとえば、訓練された大幸薬品社員のDさん、Eさんからは「初めて本町オフィスにいらした方は『やはり正露丸の匂い、少ししますね』と言われますが、社員は全く分かりません」「お客様をご案内する時に『やっぱり正露丸の匂いがしますね!』と言われますが、心の中では『え? このフロアは無臭なのに…?』と思っています。ひょっとしたら、私が麻痺しているのかもしれません」といったコメントが得られている。

また、向上心あふれる社員Fさんは「だいぶ鼻が慣れてきたので、ちょっとの正露丸の匂いくらいならば、もう分かりません。でもたまに、工場からクリアファイル等が送られてきた時には、強烈に匂いを感じます。その度に『自分はまだまだだ…』と実感します」とコメントしており、もはや「鼻がどれだけ正露丸に慣れているか」が、ベテラン社員のバロメーターになっている感がある。

その強烈な匂いから、若干ネガティブ寄りなエピソードも飛び出したが、もちろんそれだけではない。「正露丸があって良かった〜!」という心温まる(?)エピソードも多数存在するのだ。

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■すごいぞ、正露丸(の匂い)!

たとえば、社員Gさんからは「展示会で、ブースに来場した薬局の方から『このブース、正露丸の匂いがする』と言われました。しかし、その場に正露丸を展示していなかったので、『まさか社員の体から匂いが…!?』という話になり、大爆笑でした」といったエピソードが。

社員Hさんは自身に染みついた『正露丸』の匂いを「毛根にまで正露丸が住民票を移しているレベル」と称する一方で、長期休みに入ってしばらくすると「あれ? 今日の自分から正露丸の匂いがしない…」と、一抹の寂しさを覚えるよう。

「自分から正露丸の匂いが抜けると『休みモードなんだな』と、なんだか不思議な感覚になります。電車で『罰ゲーム』呼ばわりされることもありますが、どこへ行ってもすぐバレるこの匂い込みで、『ここまで全身で正露丸を背負って生きている自分、ちょっと誇らしいな』と思っています」と、社会人の矜持を感じさせる粋なコメントを寄せてくれた。

大幸薬品・吹田工場
画像提供:大幸薬品

また、社員Iさんは「入社面接を吹田本社(当時)で受けることになりましたが、当時は地図アプリが無いのに加えて土地勘も無いため、道に迷って遅刻しそうになりました。しかし、向かっている途中から正露丸の匂いがしてきて、その匂いをたどったら無事に会社に着きました」と、『ヘンゼルとグレーテル』も裸足で逃げ出す、驚きなエピソードを明かしてくれた。

それにしても大幸薬品社員、ノリノリである。

多くの人が、強烈な思い出や、滑らない話をひとつは持っている『正露丸』の匂い。読者諸君にも、とっておきのエピソードが無いだろうか。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2026年2月24日~3月1日
対象:全国10代~60代男女617名(有効回答数)
グラフの割合は数点以下第2位を切り捨てているため、合計しても必ずしも100とはならない。

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