岩本勉氏、日本ハム・有原航平の投球は「楽をしようとしている」 スランプ脱出へ“自身の経験”交え助言
1勝4敗、防御率8.23の日本ハム・有原航平が2軍調整へ。岩本勉氏も、2桁勝利の翌年にスランプに陥った経験があり…。
■有原は「楽をしようとしているピッチング」
ソフトバンクに所属していた昨季は14勝をマークし、2年連続で最多勝のタイトルを獲得した有原。
しかし、今季は勝ち星に恵まれず、同日行われたオリックス・バファローズ戦では3回途中7安打8失点で4敗目(1勝)を喫した。3戦連続5失点以上で、防御率は8.23に。試合後、2軍での調整が決まった。
有原の現状を、岩本氏は「楽をしようとしているピッチング」と分析。1回に味方が2点を先制した直後にすぐさま逆転を許した展開について、「らしくない」と指摘する。ボール先行になり、カウントを整えにいった甘い球を痛打される悪循環に陥っているという。
■岩本氏も過去に経験
岩本氏はこの苦境を、自身が2桁勝利の翌年にスランプに陥った1997年当時の経験と重ね合わせる。
「かつての自分も、手先のコントロールでうまくアウトを取ろうとして困った。そのとき監督とコーチが相談して、『抑えをやれ』って言われて、1月で3セーブしかできなかった。コーチが『調子上がらないならファームに行って、自分を作り直してこい』『2桁勝利したところに戻ろうと思っても、後退するだけ』」と助言を受け、自分を鍛え直してバージョンアップさせることで復活したと語る。
■岩本氏から有原へ助言
過去の栄光や、良かった頃の感覚を追い求めるのではなく、現在の年齢や体力に合わせた「新しい自分」を構築することの重要性を説いた岩本氏。
現在は「交わす」イメージが強いため、ミットを突き抜けてバックネットに突き刺さるような、力強いフォーシームを軸に据えるべきだと話す。そうすれば武器のチェンジアップが生きてくるそう。最後は、「新しく前に進む、そういう行動を取ってみてはいかがかな」と伝えて締めくくった。
ベテランの域に入った有原が、この調整でどのような“新しい有原航平”を作り上げて戻ってくるのか。チームの命運は、その右腕に託されている。





