京都・安達結希さんの事件、死体遺棄容疑で父親が逮捕も… 弁護士は「警察の時間稼ぎ」「証拠が足りない」
京都府南丹市で安達結希さんの遺体が見つかった件で、父親の安達優季容疑者が死体遺棄の容疑で逮捕されたことを受け、弁護士が今後について見解。SNSでは「違和感がありすぎる報道だった」との声も。

アトム法律グループ創業者で弁護士の岡野タケシ氏が16日、公式Xを更新。京都府南丹市で、11歳の安達結希さんの遺体が見つかった事件で、父親の安達優季容疑者が死体遺棄の疑いで逮捕されたことを受け、今後についての見解を述べた。
【今回の投稿】京都・安達結希さんの事件、今後について弁護士の見解は…
■容疑を認める
警察によると、優季容疑者は3月23日朝から4月13日夕方ごろまでの間に、同市園部町の山林や他の場所に、結希さんの遺体を運び込み、遺棄した疑いが持たれている。
結希さんは3月23日、優季容疑者が車で学校のそばまで送り届けたとされているが、姿を見た人はおらず、行方不明に。4月13日に山林で遺体が発見された。
警察の調べに対し、優季容疑者は「私のやったことに間違いありません」と容疑を認めているとのことだ。
■「厳格なタイムリミットが」
これを受け、岡野氏は「『死体遺棄』での逮捕は、警察の時間稼ぎだ。京都の事件の本丸は、殺人罪。ただ、殺人罪で父親を起訴するためには、殺害の方法や死因などを可能な限り明確にする必要がある」と指摘。
続けて「報道によれば、司法解剖でも死因はわからなかった。殺人で立件するには、まだ証拠が足りない。一方で、法律上、容疑者を逮捕できる期間には厳格なタイムリミットがある。そこで警察は、先に証拠が固まっている罪で逮捕する。死体遺棄は、遺体が出ていて、本人がそれを運んだことを認めれば、容疑として崩れにくい。だから先に動く」と説明した。
■証拠を集めるためとも…
さらに「逮捕から起訴まで、容疑者の身柄を拘束できる時間は、最大23日。このタイムリミットの中で、警察は捜査を進めなければならない。今回、死体遺棄で逮捕したのは、その間に、本丸である殺人の証拠を集めるためだ」とも。
「表向きは死体遺棄の取り調べ。裏で同時並行で、殺人の捜査が走っている。23日の中で、死体遺棄で起訴するか、処分を保留するかが判断される。本丸の殺人の容疑が固まれば、もう一度逮捕できる。今度は、殺人罪で。最初の逮捕は、本丸を立てるための助走だ」としている。
■「違和感がありすぎる報道だった」疑問の声
岡野氏の投稿に、ユーザーからは「広義の『別件逮捕』と理解していいのかしら?」「どう考えても違和感がありすぎる報道だったんだよな。完全に、犯人泳がせながら、外堀埋めてただろ。ただ、もし犯人が国外逃亡でもしていたらどうしてたのか」といった声が。
また、「司法解剖では現時点で死因になる手がかりがつかめていないのがなぁ」とのコメントの一方で、「報道で見た限りで言えば、死因はわからないのではなく、詳しくわからないだけで、おおよそわかっているので『不詳』になっていたのでは、と思いますが…本当にわからなければ、不明と発表されるかと」との見方を示す人もみられた。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月90本程度を執筆中。




