高い評価を受けたメキシコ映画『夏の終わりに願うこと』 7歳の少女目線で描かれた世界から見えてくるものとは…
7歳の少女の目線から家族を描く『夏の終わりに願うこと』が8月9日公開。

もし、いまの自分と7歳の時の自分が会ったら、どんな言葉を交わすでしょうか?
ふとそんなことを考えてみたくなる『夏の終わりに願うこと』が、8月9日から公開になります。
主人公の7歳の少女を通して描かれる人生の形を考えてみましょう。
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■自分の眼差しで世界を創る

『夏の終わりに願うこと』は、1982年メキシコ生まれのリラ・アビレス監督の長編2作品目にあたるヒューマンドラマ。
「7歳でもすでに成熟しており、自分のまなざしで世界を創造する少女を描きたかった」とアビレス監督が語るように7歳の少女・ソルの目線で展開する本作は、ベルリン国際映画祭でキリスト教関連団体が選ぶエキュメニカル審査員賞を受賞するなど、高い評価を受けています。
■誕生日パーティーの意味

物語は、ソルが母と祖父の家へ向かうところからスタート。この日、父・トナの誕生日パーティーがあるのです。
じつはトナは、病気で療養中。ソナは無邪気にトナと会えるのを楽しみにしているのですが、この誕生日パーティーには、深い意味があるのでした。
■見方によって変わる出来事たち

アビレス監督いわく「人生について描きたかった」。実際に主人公のソルと関わる人たち、家族やその周囲にいる人たちの姿を、淡々とカメラは追っていきます。つまり、楽しいことも、悲しいことも、かなう願いも、かなわない願いも、すべて含んで時は流れていくという非常にシンプルな人生の摂理が描かれているのでしょう。
たとえば、誕生日パーティー、だれかの死、人生に起こる出来事そのものは事実として変わりません。ですが、出来事を7歳の目線で見るか、20歳の目線で見るか、30歳の目線で見るか、それぞれの年齢によって見方は変わります。
もしかすると、あの時の悲しみは、じつは希望だったかもしれないし、あの時の怒りは、喜びだったかもしれない。自分の目線を変えて人生を眺める方法を、ソルは教えてくれるでしょう。
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『夏の終わりに願うこと』
8月9日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
公式サイトはこちら!
(文/Sirabee 編集部・尾藤 もあ)




