500円で買った古本、挟まっていた紙幣に目を疑う 「初めて見た…」と驚きの世代も

10年前に購入した古本の中に、見慣れぬ日本の紙幣が挟まっているのを発見。「初めて見た…」と、驚きの声が相次いでいる。

2026/05/11 05:30

意外にも、以前の持ち主の情報が散見されるのが古本。ページとページの間に挟まっていた「忘れ物」を発見した経験はないだろうか。

以前X上では、10年前に購入した古本から出土した「とんでもない忘れ物」に驚きの声が相次いでいたのだ。


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■本の間から「とんでもないお札」が…

今回注目したいのは、日本語教師・月華(ゆえほあ)さんが投稿したポスト。

「だいぶ前に古本屋で買った本を読んでたら、500円札出てきた!! 525円で買った本なんだけど笑」「そうか…これがブッダの教え…」と綴られた投稿には、本のページとページの間に挟まった1枚の紙幣の写真が添えられている。

それはなんと、令和の現代では非常に珍しい五百円紙幣だったのだ。

古本から見つかった五百円紙幣
画像提供:月華(ゆえほあ)さん

こちらの光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「すごい、ピン札じゃないか」「もうしばらく見ていない五百円札が、こんなところから!」「すごい、そんなことあるのか…」「初めて見た」など、驚きの声が相次いでいる。

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■発見者は「新札のような状態」と驚き

ポスト投稿主・月華(ゆえほあ)さんに話を聞いたところ、五百円札が挟まっていたのは、10年ほど前に古書店で購入した『ブッダのことば』と判明。

当時、様々な宗教に関する本に興味があり、仏教以外にも神道、キリスト教、イスラム教関連の本を所有しているという月華(ゆえほあ)さんだが、「『ブッダのことば』は最初の数十ページを読んだところで一旦本棚に戻してしまい、長らく放置してしまいました」と、当時を振り返る。

そして約10年の時が流れ、昨年旅行でスリランカを訪れたことをきっかけに『ブッダのことば』の存在を思い出し、帰国後にページをめくってみることに。

それから時間の合間を見て少しづつ読み進めていたところ、中盤付近のページから突如五百円紙幣が出現。月華(ゆえほあ)さんは「(物が挟まることによる)本の膨らみなどが全くなかったため予想だにしておらず、驚きました」と、振り返っている。

古本から見つかった五百円紙幣
画像提供:月華(ゆえほあ)さん

紙幣はかなり状態が良く、「皺も汚れもない、新札のような状態で驚きました。五百円紙幣が無くなって久しいですが、幼少時に使った記憶があるので、懐かしく感じました」とのこと。

また、「電子決済が主流になり、紙幣の重要性は今後どんどん下がっていくでしょうが、ずっと作り続けてほしいと思っています。世界に誇る日本の偽造防止技術が廃れては勿体無いですし、新紙幣の『顔』が決まる際の賛否両論の大騒ぎも、味わい深いものです」と、紙幣に関する思いを語ってくれた。

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■五百円札、発行のタイミングが意外だった…

令和も8年の現代、「五百円札を見たことがない」という人も決して珍しくないだろう。少なくとも、ギリギリ平成生まれの記者は見た記憶がない…。

なお、日本銀行に話を聞いたところ、五百円紙幣の発行が始まったのは、昭和26(1951)年4月2日と判明。

その後、昭和44(1969)年11月1日に新デザインの発行が開始され、旧デザインの発行は昭和46(1971)年1月4日、新デザインの発行は平成6(1994)年4月1日に停止していることが分かった。ちなみに、肖像はどちらも「岩倉具視」である。

ではなぜ、五百円紙幣の発行は停止(事実上の終了)してしまったのだろうか。続いては、財務省に詳しい話を聞いてみることに。

まず発行の経緯について、財務省の担当者は「通貨量の増大に伴い高額券発行の要望が強まる中、昭和25(1950)年1月に千円券が発行されました。これを受け、百円券と千円券との中間に位置する券種に対する需要が生じたことから、翌年4月に五百円券が発行されました」と、説明している。

つまり、百円→五百円→千円と徐々に数値が上がっていくのでなく、百円→千円→五百円と、変則的な順番で紙幣が発行されたのだ。

発行停止の経緯については、「昭和30(1955)年に発行された百円貨幣(当時の最高額面の貨幣)の流通高が増大したことに加え、自動販売機の急速な普及に伴い高額貨幣に対する需要が高まったことから、昭和57(1982)年に五百円貨幣が発行されました。五百円貨幣の発行開始後は五百円紙幣の改刷(紙幣の図柄等を新しくすること)は行われず、平成6年に同紙幣の発行が終了しました」と、説明している。

古本の積読が溜まっている人はページの間を探してみると、思わぬ発見があるかも?

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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