富澤たけし、アウシュヴィッツで最も衝撃的だったもの 「すごい量」「テレビでは流してない」
サンドウィッチマン・富澤たけしが、アウシュヴィッツ強制収容所を訪れ、現地で目にしたものや、歴史を残して伝えることの難しさについて語った。

24日放送の『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー』(ニッポン放送)に、お笑いコンビ・サンドウィッチマンの富澤たけし、ピン芸人の狩野英孝らが出演。
17日放送の『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)で訪れた、ポーランドのアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所について振り返った。
■「その人が見えるもの」が残る場所
番組には『博士ちゃん』を見たリスナーから多くの反響が寄せられ、富澤は現地で印象に残ったものについて触れていく。
「現地で見ると、もうほとんどの場所で人が殺されてるっていう話をずっと聞くから、もう本当にね、いわゆる地獄絵図を見ているような、『ここでも、ここでも』っていう」と振り返り、とくに心に残ったのは収容された人々の遺品だったという。
「やっぱり生々しくバンって入ってくるのは、番組でもやりましたけど靴。靴がすごい量ある。そうすると、靴を見るとその人がどんな人だったかっていうのが浮かぶ。うわーってなるし、テレビでは流してないのかな、髪の毛。2トン。実際見つかったときは7トンあったり、もうそういう、その人が見えるものを見ちゃうと、やっぱドンってきますよね」と語った。
■「その2つがあるからね」
リスナーから、東日本大震災の震災遺構にも「残して伝えること」と「つらい記憶を思い出したくないこと」の両方があるというメールが届くと、富澤も「やっぱそこなんですよね」と共感。
「今、それを経験した人って苦しいし、見たくないから『もう撤去して』とかあるんだけど、その後の人に伝えるには、やっぱりそれがそこにあることが一番伝わるので、残したほうが後のことを考えたら正解なのかなって」と語る。
狩野も「震災のことは風化させません」と口にした際、被災者から「もう忘れさせてよ」と言われた経験を明かすと、富澤は「その2つがあるからね。忘れたいよっていう人もいるのでね。1つの意見じゃないんでね、それが非常に難しいところなんですけどね」と語った。
■「いじめの構図にも似てる」
富澤は、差別が少しずつエスカレートしていった歴史についても「なんかいじめの構図にも似てるな」と感じたという。
「まずそういう差別的な無視したりとか何かがあってエスカレートしていって、中にはね、殺されちゃう、死んじゃうっていうこともあるから。周りもやっぱりさ、自分は巻き込まれたくない、自分もそういう目に遭いたくないから傍観者になってしまうっていうところもあるから」と話し、「本当にあれをなんか子供のうちに見せてほしいなって思いましたけどね」と語った。
ヨーロッパ各地を巡ったロケは、アウシュヴィッツ訪問が最後だった。「日本に帰ってきたんで、もうスタッフ全員ドヨーンとして」と富澤。空港到着後、「なんか一回飯食ってから解散しましょう」とスタッフ全員でラーメンを食べ、「ちょっとひと笑いしてから帰りました」と振り返っていた。
■執筆者プロフィール
びやじま。フリーライター/エディター。月100時間、30番組を聴く深夜ラジオのヘビーリスナーで、2016年からSirabeeに参画。現在はラジオを中心にした芸能エンタメを中心に月40本程度を執筆中。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)




