高市首相、PHP欠陥めぐるSNS発信は「英断」だった? 一部で批判も…「正しい国家権力の使い方」関係者は感謝
PHPに深刻な脆弱性が見つかった問題で、高市早苗首相の呼びかけにエンジニアや関係者からは「助かった」「本当の意味でのSNSの価値だと思う」と称賛の声が。

高市早苗首相が、ウェブサイトなどに使われているプログラミング言語「PHP」に重大な脆弱性が見つかったことについて、公式Xで言及し、緊急の対応を呼びかけたことが話題に。エンジニアや関係者からは感謝の声があがっている。
■「大至急のお願い」投稿
「PHP」で見つかった今回の脆弱性は、国際的な指標でも深刻度が最も高い「緊急」とされ、攻撃によってサイトなどを乗っ取ってすべてのデータを消去したり、情報を盗み取ったり、他への攻撃の踏み台にされたりするといったおそれが。
高市首相は21日夜に更新したXで、「皆様に、今夜に対応して頂きたい大至急のお願いです」として、「多くのウェブサイトで使用されているPHPに関し、PHPのセキュリティチームが、重大な2件の脆弱性に関する注意喚起を行っています。公開しているウェブサイトでPHPを使用しているか確認し、今夜、10月21日午後11時(日本時間)に公開される修正パッチについて、可及的速やかに適用できるよう準備をお願いします」と呼びかけた。
皆様に、今夜に対応して頂きたい大至急のお願いです。
多くのウェブサイトで使用されているPHPに関し、PHPのセキュリティチームが、重大な2件の脆弱性に関する注意喚起を行っています。…— 高市早苗 (@takaichi_sanae) October 21, 2026
また、即時の対応が難しい場合には「例えばウェブサイト等を一時的に停止させることも、リスクを低減させるための有効策の一つと考えられます」ともつづった。
■「違和感」「異常」批判の声も…
首相の投稿について、一部のコメンテーターが、会見をせずにSNSで情報発信することに対して「違和感」と批判。
Xでも「広報の仕方が間違えている。国民のほとんどが関係ない」「いきなり個人アカウントのX投稿するな。そもそも、もっと早めに会見するなりメディアを通じて伝えるべきだ」「一国の首相がPHPという一般市民がわからない言語を持ち出して、大至急のお願いなどと書くこと自体が異常」などと批判する人がみられた。
■「素晴らしい」「超英断」称賛
しかし、その一方で、エンジニアや現場で従事している関係者からは感謝の声が。
危険性についてあまり理解していない社内の上層部やクライアントに対し、総理大臣が緊急で要請していると伝えることで、かみ砕いた説明をしなくても、すぐに重大性を理解してもらえるとのこと。
「首相が発信したことにより各個別会社の経営層にヤバさがリーチできてるしプラスしかないと思う」「これは本当に評価したい。マジで素晴らしい。この期に及んでPHPの脆弱性に対応しなくてもいいとか寝言ほざいてるクソ経営者には『首相命令ですが?』って言えばいいやつ」「総理大臣が警告を出した、と言うのは情報セキュリティ軽くみてる上の年寄りでも深刻度が理解できる事実ですからね。これは超英断」と称賛するコメントがみられた。
■「話早くて助かった」「最強カード」の声
また、実際に「このポスト見せてクライアント説得しました」「高市首相が告知出してくれてたおかげで色々マジで話早くて助かったわ…」「PHP障害対応予算のスピード社内稟議承認のための最強カード」といった投稿も。
「『総理大臣がやれって言っている』という印籠を発信したのは本当に有能」「本来こういう使い方が本当の意味でのSNSの価値だと思うんですよね。影響力のある方が、国民の安全に関わる情報を迅速に届けてくれる」「これぞ正しい国家権力の使い方だと思う」と評価する人も見受けられる。
多くの官公庁や企業のサイトや、サービスが停止するなど影響が広がったが、「このことがよく分かってない人にも『総理大臣が緊急で発信するレベル』ということは周知されたので『何で今使えないんだ!』みたいなクレームがなかった」との声もみられた。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。
・合わせて読みたい→「PHP」に2つの脆弱性… 一般の人が“すぐにやるべき対策”を堀江貴文氏が解説
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)




