伊集院光、話題の『80億分の1』に夢中 「必勝法もなければ勝ち負けもなくて」
伊集院光が、実際の世界統計をもとに“別の人生”を体験するシミュレーション『80億分の1』をプレイし、その独特な面白さを語った。
■行列で知った『80億分の1』
伊集院が作品を知ったのは、幕張メッセで開催されたアナログゲームイベント「ゲームマーケット2026秋」。早期入場の列で前に並んでいた2人が、「昨日寝ないであのゲームやっちゃったよ」と『80億分の1』について話していたという。
「あの前にいた人が言ってたやつだ」と後にXでも話題を目にし、実際にプレイ。『80億分の1』は、国連や世界銀行などの公開統計をもとに、世界のどこかに生まれた人物の人生を追体験するブラウザ型の人生シミュレーションで、生まれる国や家庭環境なども確率に応じて決まっていく。
伊集院は「ある意味、本物の口コミっていうか、盗み聞きみたいなもんつったらあれだけど、それで調べたら面白そうで」と、思わぬ場所で作品に出会った経緯を振り返った。
■生まれる国も人生も選べない
伊集院は2度プレイし、いずれもインドに誕生。「最初、インドの屋台を営んでる夫婦んとこに俺生まれて、女の子で」と、自分とはまったく異なる人生が始まったという。
「そのインドの環境によっていろんなアプローチがあったりとか、例えば『進学しますか』『そのまま働きますか』みたいの途中で分岐点があるんだけど、進学したいと言っても事情が許さなかったりとか。あと1人目の俺は急に交通事故で死んじゃったりとかするのね。それもインドの交通事故死者数に従って分岐があんのよ」と説明した。
タバコを勧められる場面では、自身がかつて禁煙に苦労した経験から断る選択をする一方、現実ではタバコを吸わないスタッフは「じゃあ吸ってみようかな」と選択。バイクに乗らないなどリスクを避けても、「安全策で確率は下げていても死ぬ時は死ぬから」と、思い通りにならない展開も魅力として挙げた。
■「どうすればいいっていうこともない」
「ゲームなのかどうかは別なのよ。必勝法もなければ勝ち負けもなくて」と伊集院。現実とは逆の選択を試してみると、人生の終わりに大勢が葬式へ来ることもあり、「おそらく必勝法もなければ、どうすればいいっていうこともないの」と語る。
短時間で遊べ、人に結果を見せたくなる感覚については、かつて流行した『脳内メーカー』や『アキネーター』にも通じると分析。それ以上に印象に残ったのが、作品そのものを知った経緯だった。
「僕が偶然見つけたっていう手柄感と、その人の『本当寝ないでやっちゃったよ。今日朝から並ばなきゃいけないのにさ』っていうトーンがめちゃくちゃ良くて。もう1人の詳しい子が『だろ』って言ってる流行ってる感とかが何よりも面白そうで」と回想。
「スマホでできる最先端のデジタルコンテンツなのに、この知り方をするんだっていうのがなんか新鮮というか、ワクワクして面白かったね」と語っていた。
■執筆者プロフィール
びやじま。フリーライター/エディター。月100時間、30番組を聴く深夜ラジオのヘビーリスナーで、2016年からSirabeeに参画。現在はラジオを中心にした芸能エンタメを中心に月40本程度を執筆中。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)





