埼玉県大宮、東口・西口の領土問題を「力で解決している」判明し話題 運営は「バチバチのライバル関係」と説明

埼玉県・大宮では年に一度、力づくによる「領土争い」が行われていると判明し、話題に。イベント運営は「駅を挟んで東口と西口は、バチバチのライバル関係」と、説明する。

2026/10/15 10:30

大宮駅東口・西口対抗連結大綱引き大会
画像提供:大宮駅RENKETSU祭実行委員会 事務局

イギリスとフランスに代表されるように、古来より隣国同士は「仲の悪い存在」と、相場が決まっている。

現在X上では、現代日本の埼玉県某所にて「力づくの領土争い」が行われていると判明し、大きな話題となっているのをご存知だろうか。


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■浦和と大宮、古来からのライバル

古来より埼玉県と千葉県は、東京・神奈川に次ぐ「関東3番手」の称号をかけ、強いライバル意識が根付いていた。

しかし、埼玉県さいたま市の浦和を地元に持つ記者は知っている。じつは埼玉県内にも、我らが「浦和」と「大宮」のライバル関係が存在するのだ。

浦和
Photo:秋山はじめ/Sirabee編集部

浦和には県立浦和高校、県立浦和第一女子高校が存在し、これらは男子校、女子校で県内トップの偏差値を誇るなど、浦和の教育水準は非常に高い。加えて、県庁や地方裁判所、県立図書館も浦和にある。

浦和
Photo:秋山はじめ/Sirabee編集部

また、サポーターの熱が非常に高いことでも有名なサッカーチーム「浦和レッドダイヤモンズ」のホームも当然、浦和。これらの要素から、浦和は「文武両道の文化都市」としての側面を持つ。

一方で大宮は県内の交通・商業の要。

大宮
Photo:秋山はじめ/Sirabee編集部

東北新幹線、北海道新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、上越新幹線、北陸新幹線の全6路線が利用可能で、首都圏の「北の玄関口」としての顔を持つ。日本最大級の鉄道ミュージアム「鉄道博物館」がさいたま市大宮区にあるのも納得である。

大宮
Photo:秋山はじめ/Sirabee編集部

今でこそ浦和には西の伊勢丹、東のPARCOという二大巨塔が存在する。しかし、大宮には昔からルミネ、エキュート、そごう、アルシェ、高島屋という錚々たる商業施設が構えており、浦和とは比較にならないほどの商業的発展を遂げてきた。

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■大宮「内部」にも存在するライバル関係

このように、浦和と大宮では長所が見事に分かれており、街としての魅力に甲乙をつけるのは非常に難しい。

そんな浦和と大宮も現在は「さいたま市」として統合されたが、浦和の住民が「アルディージャよりレッズの方が強いぜ」などと口にすれば、大宮勢からは「で? 浦和は新幹線停まるの?」というカウンターパンチが飛んでくるような緊張感は健在である。

しかしこの度、なんと大宮内部にもバチバチのライバル関係が存在すると判明。インターネット上で大きな話題を呼んでいるのだ。

ことの発端は12日、さいたま市の地域情報サイト「日進大宮なび」Xアカウントが投稿した1本の動画。

動画内では、屈強な肉体の男性たちが雄叫びのような掛け声と共に、大宮駅構内で綱引きの真剣勝負を行う様子が収められている。

大宮駅東口・西口対抗連結大綱引き大会
画像提供:大宮駅RENKETSU祭実行委員会 事務局

そしてポスト本文には「大宮駅東口・西口対抗連結 大綱引き大会。なんと、3年ぶりに東口の勝利です!! 東口の領土が広がりました!」という、目を疑うような文章が並んでいたのだ。

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■「健全な戦い」と日本中で大ウケ

「大宮では東口と西口の陣営に分かれ、綱引きで領土争いを行なっている」という事実。令和の人類からしたら「戦国時代かよ…」と、思わずツッコミたくなってしまう光景である。

大宮駅東口・西口対抗連結大綱引き大会
画像提供:大宮駅RENKETSU祭実行委員会 事務局

こちらの様子は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「こういうの、平和で好き」「浦和と大宮も、これで決着つけよう」「こういう健全な戦いは、見ていて楽しい」「駅構内でやってるの、面白すぎるだろ」「めちゃくちゃ楽しそう」など、称賛の声が多数寄せられていた。

そこで今回は、綱引き合戦の詳細をめぐり、大宮駅RENKETSU祭実行委員会 事務局(アルシェ大宮)に話を聞いてみることに。

大宮駅東口・西口対抗連結大綱引き大会
画像提供:大宮駅RENKETSU祭実行委員会 事務局

今回行われた「大宮駅東口・西口対抗連結大綱引き大会」開催の経緯について、事務局の担当者は「2017年に第1回を開催し、今年で記念すべき第10回を迎えました。もともと大宮駅周辺では、駅を挟んで東口と西口がそれぞれ独自の発展を遂げてきた歴史があり、長年に渡って、ある種バチバチのライバル意識が醸成されていました。そこで『せっかくなら大宮最大のライバル関係である東口と西口が、堂々と決着をつけてみてはどうか』という、ある意味の悪ノリから生まれたのが、この大綱引き大会です」と、説明する。

大宮駅東口・西口対抗連結大綱引き大会
画像提供:大宮駅RENKETSU祭実行委員会 事務局

当初は一回限りの開催を予定していたのだが、実際に開催してみると、想像以上の大盛り上がりとなり、各方面から大好評。その反響に応えるべく、翌年からは年に一度「大宮の恒例行事」として開催することになったという。

大宮駅東口・西口対抗連結大綱引き大会
画像提供:大宮駅RENKETSU祭実行委員会 事務局

担当者は「最初は少々悪ふざけに近い発想から始まったこの企画ですが、『やるからには本気で取り組もう』ということで、回を重ねるごとに参加者の熱量も増していきました」と、振り返っている。

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■3年前から「領土拡大」のルールを追加