インフルエンザ合併症で命を落とすケースも… 「首が硬くなったり」高熱以外の“兆候”を医師が警鐘
インフルエンザが全国的に早くも流行するなか、高熱以外に注意したい「兆候」とは。合併症は年齢に関係がなく、基礎疾患がない人、小さな子供も気を付けたいところだ。

早くもインフルエンザが全国的に流行するなか、2日放送の『Nスタ』(TBS系)では、インフルエンザを発症した際に注意したい、高熱以外の「兆候」について取り上げた。
【今回の動画】インフルエンザ合併症に注意
■全国的に流行
すでに流行している南半球との人の往来、猛暑による換気不足など、インフルエンザが全国的に通常より早い時期から流行しており、沖縄ではすでに警報レベル、埼玉など4県で注意報レベル、全国で流行の目安を超えている。
インフルエンザをめぐっては、8歳の女児がインフルエンザ心筋炎で亡くなったことが明らかに。
インフルエンザ心筋炎は、ウイルスが血液を通じて心臓に届き、ポンプの役割を果たしている心筋に炎症を起こすことによって、血液を送り出す力が低下してしまうというものだ。
■リスクは「誰にでも」
東京小児科医会理事の時田章史医師によると、インフルエンザによる合併症には、心筋炎のほかにも、ウイルスが肺の細胞を壊し、その影響で気道が狭くなって呼吸しづらくなる「インフルエンザ肺炎」や、ウイルスの影響で体内で炎症を起こす物質が過剰に増えることで脳にダメージを与え、けいれんを起こしたり意識を失ったりする「インフルエンザ脳症」などがある。
時田医師の話では、合併症は年齢や基礎疾患などに関係なく、「インフルエンザに感染した誰にでもリスクはある」といい、基礎疾患のない小さな子供が合併症で亡くなったというケースもあるとのことだ。
■熱が下がっても注意すべき症状
国際情報誌「フォーサイト」元編集長でコメンテーターの堤伸輔氏は「症状を注意深く見ることが必要で、高熱とかぐったりしたりとか、首が硬くなったりとか、いろんな兆候が出てくるはずなんですけど、それを親がしっかり見ていたいなと思いますね」と話す。
時田医師の話では、インフルエンザ合併症に注意すべき受診のタイミングについて、いずれも熱が下がっているにもかかわらず、寝られないほど息苦しい、胸の痛みがある、言動がおかしい、食欲がなく水分も取れない、といった症状がある場合には受診するべきだという。
■ためらわずに受診を
1度病院を受診し、インフルエンザの診断を受けた後でも、2、3日は注意すべきとのこと。山内あゆアナウンサーも「何となく陽性の判定を受けると、『もう病院に行ったから大丈夫、あと5日間は家から出ちゃいけないんだ』という気持ちになっていたんですが、こういった症状があったときには、しっかり1回病院に電話で相談をして、もう1回受診をしてもいいんだなという気持ちになりました」と述べた。
堤氏も「病院によっては入口を分けたりと、いろいろなケアをしているところがあるので、1度連絡したうえで、大人といえども合併症を恐れて、こういう症状が出たら、ためらわないことが大切だと思います」と強調していた。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。




