「人気バンドのサイン会やります!」→ファンは8時間待機するも開催無しで炎上 運営会社に「責任の所在」聞いた

英バンド・Rideのポップストアにて、メンバーサイン会を8時間近く待つも行われず「運営から何の説明も無かった」と怒りの声が続出。運営会社に、方針と責任の所在を尋ねた。

2026/10/02 17:00

■運営会社は「大変残念に思う」

ポップアップストアがオープンする3時間前の9時ごろから現地に到着し、最前列に並んでいたIさんも、クローズまで残っていたファンの1人。

wesker4728さんの証言を認めつつ、過去にも他のバンドの物販関連での対応などから、運営会社に不満を覚えていたと語っている。

一切の状況説明も無く、ただただ待たされた時間で言うと、Iさんは会場で最長となるが、やはりバンドメンバーへの不満は無く、現場スタッフの杜撰な対応に怒りを覚えているという。

そこで続いては、渦中のポップアップストア運営会社の「Wonderland Merchandising KK」に話を聞いてみることに。

運営体制について、広報担当者は「『RIDE – Nowhere, Nakameguro』は、アーティストおよびマネジメントの依頼を受け、当社が運営したポップアップストアです」と、認める。

また、行われなかったサイン会については「本イベントは、物販およびファンの交流を目的としたポップアップストアです。メンバーの来場およびサイン会等の実施については、事前の告知において『予定であり、都合により変更となる場合がございます』とお知らせしており、具体的な時間や形式は告知しておりません。当日はスケジュールの都合によりメンバーの来場が叶いませんでしたが、その可否は当社で確約・管理できる性質のものではございませんでした」と、説明している。

整理券に関しても「当日は多くのお客様にご来場いただいたため、万一メンバーが立ち寄った場合に混乱なくご対応できるよう、当社の判断で整理券をお配りしました。配布の際には、サインの機会が確約されたものではない旨をご説明しておりました」と、認めていた。

続いては、最大の問題となっている当日の「対応の杜撰さ」について尋ねてみる。

こちらに関し、担当者は「結果としてメンバーの来場はなく、長時間お待ちいただいたお客様のご期待に沿えなかったことを大変残念に思っております。閉場時のご案内について寄せられたご意見は真摯に受け止め、今後の運営に活かしてまいります」と、コメントしている。

また、現地スタッフによる「サイン会が行われなかったのはRideメンバーに非がある」と受け取れる旨の発言については、「そのような発言があったとの事実は確認できておらず、当社としてそのような見解は一切ございません。当日スタッフは、お客様からのお問い合わせに対し、メンバーの来場はアーティスト側のご意向によるもので、当社で確約できるものではない旨をご説明しておりましたが、アーティストに責任があるという趣旨の発言ではございません」と、否定していた。

なお、サイン会に関する追加アナウンスや案内を一切行わず、大勢のファンを待たせ続ける環境を「運営としての責任は果たしているもの」と認識しているのか、サイン会があるものと信じきり、最後まで現地に残っていたのは、あくまで「来場客の自己責任」と認識しているのか、という質問についての回答はどこにも無かった。イベント名にも冠した『Nowhere』を意識しているのだろうか。

独特のデザインセンスと、消費者への対応でしばしば話題を呼ぶWonderland Merchandising KK。「寄せられたご意見は真摯に受け止め、今後の運営に活かしてまいります」というコメントにあるような、改善を期待したい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

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