伊集院光、若手芸人の借金苦告白に危機感 「元本が一切減らない金を返してる」
伊集院光が、草野球チームに所属する若手芸人から打ち明けられた借金問題について語った。借り入れが膨らむ仕組みや、自身の若手時代との違い、誠実な後輩を支えるための“基金”にも触れた。

20日放送のラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)に、タレントの伊集院光が出演。野球仲間の若手芸人と飲みに行った際、深刻な借金の相談を受けたことを明かした。
■若手芸人から借金告白
伊集院は、草野球チームの若手芸人たちと飲んだ際、加入して2年ほどのメンバーに「どうなんだと、今食えてんの?」と尋ねたという。すると1人が「じつは…ちょっと借金が膨らんでやばいことになってるんですけど」と打ち明け、「積もり積もって200万借金があります」と告白した。
伊集院は「200万はデカい」と受け止めつつ、若手芸人がそうした状況に陥ることは珍しくないとも説明。最初はその月に足りない分を少しだけ借りるつもりでも、返済を続けることで限度額が増え、「まだ7万借りれる、7万貯金があるみたいな感じにみんななっていくんです」と語る。
さらに「月に5万返してます」と言っても、その5万円は「利子が消えるだけ」で、「元本は一切減らない5万を返してる」と、借金が膨らむ構造に危機感をにじませた。
■借りられない地獄と幸せ
自身の若手時代について、伊集院は「当時から金融はありましたけど、サラリーマン金融、サラ金っていうぐらいで、ちゃんとした定職の収入がないやつには、絶対に貸してくれなかった」と回想。「俺たちなんか相手にもされてないわけ」と、そもそも借り入れができなかった時代だったと振り返る。
そのため、飲み会に付き合って終電を逃した時には「師匠の家と隣のマンションの隙間で寝る」こともあったという。「今は快活クラブなんかもあるからゴージャスですよね」と笑いつつ、伊集院は「借りられない地獄と、借りられない幸せが両方同居してた」と表現。
もし当時、自分が簡単にキャッシングできていたら、「先輩の飲み会にも行きたくないし、稽古も行きたくないし、ってなってたと思う」と、自らにも危うさがあったことを認めた。
■誠実な若手を支える基金
伊集院は以前にも、250万から300万円近くまで借金が膨らんだ若手芸人がいたと明かす。その人物については「誠実なやつだった」といい、妻が「私のへそくりで一回立て替えてやりたい」と申し出たという。
伊集院は「毎月カミさんに返してくれ」と伝えたそうで、その若手はバイトや仕事を頑張り、「コツコツ全額返済したのよ。5万貸しても飛んじゃうやつばっかりの中に、250万を飛ばなかったやつがいて」と驚きを語った。
その経験から、伊集院夫妻は返ってきたお金を残し、誠実さを持つ若手が本当に困った時に助けるための基金にしようと考えているという。一方で、借金について調べた影響で「ありとあらゆる債務整理とか過払金みたいなやつの広告が入ってくるわ、全部の動画が『闇金ウシジマくん』に寄ってくる」と苦笑。
最後は「債務整理をしてちゃんとした計画で返せればいいけど、そこでパンクした人がヤミ金をつまむようになるんだよね。そうなった時にはもう、どうすることもできなくなる。今は初めて知ることを面白いと思いながら、模索中ですよ」と、笑いを交えながらも深刻な問題として受け止めていた。
■執筆者プロフィール
びやじま。フリーライター/エディター。月100時間、30番組を聴く深夜ラジオのヘビーリスナーで、2016年からSirabeeに参画。現在はラジオを中心にした芸能エンタメを中心に月40本程度を執筆中。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)




