自宅バイクに無許可で貼られたチラシ、図々しい内容に「許せない」と怒りの声 企業は取材に「着信拒否」の姿勢か
民家の敷地に不法侵入し、バイクにチラシを勝手に貼り付けていく買取業者が話題に。取材に対し、店側は「着信拒否」という対応をとっているようだ。
処分の手間を考えると、ドライバーにとってはありがたい中古車業者。しかし時には、あまりに図々しい営業スタイルが物議を醸すケースも。
以前X上では、あまりにストロングな営業スタイルの買取業者が話題となっていたのをご存知だろうか。
■大切なバイクに貼られた迷惑すぎるチラシ
今回注目したいのは、Xユーザー・こんさんが投稿したポスト。
「おい、バイク買取屋。勝手に人の敷地に入るな。不法侵入だよ? 分かってる? 家に居るんだからさ、チャイム鳴らせよ。汚い手で俺のバイクに触れるな(チラシをホッチキスでとめるな)。勝手に値踏みするな。人からやられてイヤな気分になるような行為をしてるってことを理解しろ」という不穏な文章が並んだ投稿には、バイクの写真が添えられている。
そしてバイクの車体には「突然のご案内お許しください。もしよろしければ、お客様の大切なバイクを現金で70万円でお譲りいただけませんでしょうか?」という内容のチラシが付けられていた。
■「窃盗団の手口」と指摘も
ポスト本文を見るに、恐らく当該のチラシは敷地内にあるバイクに無許可で付けられたものだろう。
当該のポストは瞬く間に話題となり、「これは訴えて良いレベルでは」「頼んでもないのに勝手に査定って…」「酷い会社だ」など、疑問の声が続出。
また、バイクにチラシを付けていく手法に関し、「窃盗団の手口ですよ」「窃盗できそうな家にチラシを貼る手口が昔からあるので、気をつけてください」といった指摘も散見された。

ポスト投稿主・こんさんはチラシ発見の経緯について、「車に乗ろうと駐車場(庭)に出たら、貼られていました。過去にポスティングは何度もありましたが、敷地に入って来ているのは初めてで、許せません」「買って2年にもならない愛車なのに、勝手に敷地に入って値踏みして、チラシを貼るその神経が分かりません。人の宝物に値段をつけず、買取してほしい人から連絡が来たらそこに行ってほしいです」と、怒りを滲ませながら振り返る。
なお、バイクは軽自動車の奥に駐めてあり、自宅敷地内を5メートルほど侵入しないと触れられない位置にあるという。
こんさんは「発見時は昨日のお昼前くらいで、前日の21時くらいでは、まだ貼られていなかったと思います」とも説明しており、深夜に侵入してチラシを残していった可能性も考えられる。
■中古車業界も迷惑
チラシの対応について、こんさんは「警察には届けており、警察は『ワイヤーロックや防犯カメラで対応してほしい』『窃盗団なのか怪しいバイク買取屋なのかは不明』とのことでした。チラシは警察に渡しています」と、説明する。
「不法侵入」と「勝手にチラシを貼っていった」という2点に注目が行きがちだが、本件が物議を醸している原因はそれだけではない。
チラシには「株式会社バイクセンター」の名前が記されているが、じつは当該のチラシをめぐり、同名のチェーンが迷惑を被っているのだ。
こちらの「バイクセンター」公式サイト(本社は千葉県佐倉市)では「バイクセンターの『買取チラシ』をバイクに張り付けられ、ご迷惑をお掛けしているというお問合せを多数頂いております。弊社『バイクセンター』では、お客様の敷地内に無断で侵入し、大切なバイクに『買取チラシ』を張り付けるような営業行為は行っておりません」と、呼びかけている。
調べたところ、決して少なくないバイクの持ち主が、以前から同社のチラシに頭を悩ませているようだ。
また、一般社団法人「中古二輪自動車流通協会」でも、バイクへの貼り紙チラシを禁止している。
この理由について、同協会は「バイクの所有者からすると迷惑行為ですし、私有地などにある車両への貼り紙行為は不法侵入などの違法行為も含まれます。また車両やカバーへの貼り付けによる車両への粘着残りやメッキ等の破損やカバーの破損などの恐れもありますので、非常に迷惑な行為と認定しています」「法的には、訪問買取(訪問購入)を規制する特定商取引法の訪問購入の不招請勧誘の禁止にも該当すると考えています。こういった行為をする事業者に車両を引き渡し(売却)してしまうと、抹消登録がされず納税通知書が届いたり、ひどい場合には犯罪へ利用されてしまう恐れもあります」と、呼びかけていた。
■取材の電話を会社は「着信拒否」
加えて、チラシ記載のURLを確認してもページは存在しないばかりか、住所「東京都足立区足立3-25」を確認しても該当すると思われる店舗や会社が見つからない。そもそも「号」が存在しないため「どの場所を指しているか」が謎の、漠然とした住所であると言える。
※前出のチェーンと区別をつけるため、物議を醸している会社名を「バイクセンター」(足立)と表記する
そこで今回は、問題となっている営業スタイル、およびチラシ記載の情報をめぐり「バイクセンター」(足立)に詳しい話を聞いてみることに。
電話に出た担当者に前出の意図を伝えたところ、「担当者から折り返す」との返答が。しかし数日が経過しても、同社からのコールバックが得られない。そこで再度、こちらから電話をかけるも一向に繋がらない。
「買取相談の対応で忙しいのだろうか…」と思いつつ、私用の携帯電話でかけたところ、即座に繋がった。どうやら、取材相談時にかけた番号を着信拒否に設定しているようだ。
オーナーにとってバイクは単なる移動手段でなく、数々の旅と思い出を共にしてきた親友のような存在。手放す日が来たとしても、信頼に足る相手に渡したいものだ。




