「史上最悪の漏洩」カーシェアの個人情報流出 「本人なりすまし」防ぐため“今すぐできる対策”は…
カーシェアリングサービス「タイムズカー」で個人情報が漏洩した問題について、本人確認書類の情報を悪用されないための「対策」について、『Nスタ』が解説している。

カーシェアリングサービス「タイムズカー」で、利用者や退会済みの利用者ら最大660万件にのぼる個人情報が漏洩したことが発覚。流出データのなかに運転免許証なども含まれていた。
1日放送の『Nスタ』(TBS系)では、漏洩した情報が悪用されるリスクと、すぐにできる「対策」について解説した。
【今回の動画】情報を悪用されないための「対策」とは
■160万件の本人確認書類が流出
タイムズカーを運営する「パーク24」によると、9月25日、外部からの不正アクセスがあり、個人情報660万件が流出。その約4分の1にあたる160万件で、運転免許証や学生証の画像といった本人確認書類が流出したことも明らかになった。
Xでも、「免許証も学生証も画像ごとでした」「タイムズカーで運転免許証情報が流出したメールが来て最悪」「免許証と学生証、現住所確認書類画像まで? 逆に何が漏れてないんよ」と怒りの声がみられた。
なかには、過去にタイムズカーを利用したものの、すでに退会済みの人の情報についても漏洩があったという。
■「長期にわたる二次被害を警戒」

番組では、本人確認書類の漏洩の危険性について解説。
立命館大学情報理工学部の上原哲太郎教授は、流出した免許証の画像などで「消費者金融や銀行でローンのための口座を作るときにそういうものを送って、(口座から)そのままお金を持って逃げられるというパターンは今までにもあったことはあった」と話す。
また、免許証は顔写真があるため、AIを使うなどして顔写真を変え、本人になりすます恐れもあるとのこと。井上貴博アナウンサーは「長期にわたる二次被害を警戒しなければならない重大な事案」と説明。
偽造ではなく本物の身分証明書のため、悪意のある第三者が、本人の知らない間に消費者金融やカードローンを組んで借金を負わせるという、不正利用のリスクがあることを解説した。
■信用情報機関に連絡を
こういった不正利用を防ぐには、クレジットやローンに関する個人の信用情報を登録・管理する信用情報機関に連絡する対策が挙げられるという。
信用情報機関には、主に銀行などが加盟する「全国銀行個人信用情報センター」、クレジット会社などが組織化した「CIC」、ノンバンク、消費者金融などの「日本信用情報機構」の3つがある。
個人情報が流出した場合、これらの機関に盗難情報などを登録し、不正利用防止の届出を出せ、手続きはオンライン上でできる。ただし各機関とも1,000円前後の費用がかかるという。
届出をしておくと、第三者が盗み取った情報でローンなどの申し込みをした場合、消費者金融などが情報機関に問い合わせをして情報提供を受け、より慎重な審査をするといった体制になる。
1度登録をしておくと、情報は5年間は有効となる。不正を100%防げるわけではないが、不正利用されにくくはできるようだ。
■「深刻」「徹底的に争うべき」の声
視聴者からは「マジで史上最悪の漏洩だよ」「免許証と学生証明書の両方が漏れたら、本人証明の二重確認とかたやすく突破されますよね…」「社用車やめて鉄道+カーシェアに切り替えてる法人も多いので深刻よ」との声が。
また、「不正利用防止の届出って、個人じゃなくてタイムズが負担してやるべきものだろ」「なんの罰則も無いから軽く扱われる。利用規約の個人情報は厳格に管理するとはなんだったのか」「被害者は徹底的に争うべきでは? 何もしないと他の企業も『免許証流出しても大丈夫なんだ』って学習するぞ」「マイナンバーカードに全部紐づけしよう! の前にこういうことが起きたときの企業への法的罰則を決めるのが先ってハッキリしたね」といった意見も見受けられた。
確かに、今後どのような不正利用があるか分からず、情報漏洩のあった利用者には不安がつきまとう。徹底した原因究明と、補償などの対策について明確にしてほしいところだ。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。




