赤信号で警官に渡された予想外の物体、その正体に全国のドライバー驚き 関係者に「配布の理由」聞いた

あるドライバーが警官に呼び止められ、大根を渡される珍自体が話題に。関係者は「45年ほど前から実施している交通安全のキャンペーン」と、取り組みについて語る。

2026/10/01 10:00

9月21日から30日にかけて、全国で「秋の交通安全運動」が行われている。しかし当然、期間を過ぎた後も、安全運転が求められているのは言うまでもない。

現在X上では、とあるドライバーが交差点で警察官に手渡された「予想外すぎる物体」に、驚きの声が相次いでいる。


関連記事:手を挙げて横断歩道渡る女性を車が無視、「あり得ない」「私有地ならセーフ」で議論勃発 警察に「道交法の解釈」聞いた

■運転中、警官に手渡されたのは…

今回注目したいのは、Xユーザー「キャバリアになりたい」さんが投稿したポスト。

その内容は「なんか交差点に警察官がたくさんいて、『え、なんか事故でもあった?』と思っていたら前の車に大根渡してて、『は? 大根??』と思っていたらコレw」というもので、謎の組み合わせと情報量の多さに、混乱してしまった読者もいることだろう。

「大根絶作戦」
画像提供:キャバリアになりたいさん

添えられた写真を見ると、そこには「大根絶作戦」と書かれた用紙とともに、立派な大根を握りしめたドライバーの手元が確認できたのだった。

関連記事:高知県警、「エッホエッホ」を有効活用して話題に 「ここまで来たか…」とネット民驚愕

■「どういう状況だよ」と話題に

「警官に呼び止められ、大根を受け取った」という、謎すぎるシチュエーションは瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「どういう取り組みだよ」「正直めちゃくちゃ面白い」「どこの警察だよと思ったら、地元だった」など、驚きの声が続出する事態に。

ポスト投稿主に話を聞いたところ、宮城県大崎市内の鬼首(おにこうべ)エリアの交差点で信号待ちをしていた際、現地にいた複数の警察官、および地元の交通安全協会員と思われる人物らが、停車中の車両に次々と大根を配り始め、その流れで1本手渡されたという。

想像すると、なかなかにシュールな光景である。そこで今回は、こちらの「大根絶作戦」の詳細をめぐり、「玉造地区交通安全協会」に話を聞いてみることに。

関連記事:豪雪地帯で見かける、雪壁に埋まった“棒の意味”は… 「命がけの光景」に新潟県警が注意喚起

■「半世紀前」から行なっている運動と判明

取材に際し、同協会の担当者は「45年ほど前より、当協会の鬼首支部にて、鬼首地区の特産物である高原大根のPRを兼ね、交通安全を呼びかける街頭キャンペーンを行なっています。9月に行われる『宮城県秋の交通安全県民総ぐるみ運動』という交通安全運動の期間中、警察の方々にご協力頂き、交通安全に関する活動を実施しています」と、その歴史を語ってくれた。

「大根絶作戦」
画像提供:キャバリアになりたいさん

そう、こちらは地元の「大根」と、飲酒運転や交通事故を「根絶」させたいという思いが融合し、「大根絶作戦」という名前がつけられたのだ。

その取り組みについて、担当者は「鬼首は温泉地のため、地元住民だけでなく、観光客の皆様にも大根を渡しています。赤信号の交差点で、警官の立ち会いの元、『交通事故を根絶しましょう!』という思いを込め、地元で採れた立派で美味しい大根を差し上げています」と、説明している。

ネーミングセンスは完全に親父ギャグのそれだが、作戦に込められた思いは、真面目そのもの。読者諸君も共に、交通事故を「大根絶」させよう。

関連記事:普通に道路を走る恐ろしいトラック、荷台の積載が「違法では?」と波紋 警察も「2つの違反」の可能性指摘

■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

⇒書いた人の記事をもっと読む

・合わせて読みたい→手を挙げて横断歩道渡る女性を車が無視、「あり得ない」「私有地ならセーフ」で議論勃発 警察に「道交法の解釈」聞いた

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

【Amazonセール情報】ココからチェック!