赤信号で警官に渡された予想外の物体、その正体に全国のドライバー驚き 関係者に「配布の理由」聞いた
あるドライバーが警官に呼び止められ、大根を渡される珍自体が話題に。関係者は「45年ほど前から実施している交通安全のキャンペーン」と、取り組みについて語る。
9月21日から30日にかけて、全国で「秋の交通安全運動」が行われている。しかし当然、期間を過ぎた後も、安全運転が求められているのは言うまでもない。
現在X上では、とあるドライバーが交差点で警察官に手渡された「予想外すぎる物体」に、驚きの声が相次いでいる。
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■運転中、警官に手渡されたのは…
今回注目したいのは、Xユーザー「キャバリアになりたい」さんが投稿したポスト。
その内容は「なんか交差点に警察官がたくさんいて、『え、なんか事故でもあった?』と思っていたら前の車に大根渡してて、『は? 大根??』と思っていたらコレw」というもので、謎の組み合わせと情報量の多さに、混乱してしまった読者もいることだろう。

添えられた写真を見ると、そこには「大根絶作戦」と書かれた用紙とともに、立派な大根を握りしめたドライバーの手元が確認できたのだった。
■「どういう状況だよ」と話題に
なんか交差点に警察官がたくさんいて、「え、なんか事故でもあった?」と思っていたら前の車に大根渡してて、「は?大根??」と思っていたらコレw pic.twitter.com/IVJMEIvRNZ
— キャバリアになりたい (@noodleudoon) September 27, 2026
「警官に呼び止められ、大根を受け取った」という、謎すぎるシチュエーションは瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「どういう取り組みだよ」「正直めちゃくちゃ面白い」「どこの警察だよと思ったら、地元だった」など、驚きの声が続出する事態に。
ポスト投稿主に話を聞いたところ、宮城県大崎市内の鬼首(おにこうべ)エリアの交差点で信号待ちをしていた際、現地にいた複数の警察官、および地元の交通安全協会員と思われる人物らが、停車中の車両に次々と大根を配り始め、その流れで1本手渡されたという。
想像すると、なかなかにシュールな光景である。そこで今回は、こちらの「大根絶作戦」の詳細をめぐり、「玉造地区交通安全協会」に話を聞いてみることに。
■「半世紀前」から行なっている運動と判明
取材に際し、同協会の担当者は「45年ほど前より、当協会の鬼首支部にて、鬼首地区の特産物である高原大根のPRを兼ね、交通安全を呼びかける街頭キャンペーンを行なっています。9月に行われる『宮城県秋の交通安全県民総ぐるみ運動』という交通安全運動の期間中、警察の方々にご協力頂き、交通安全に関する活動を実施しています」と、その歴史を語ってくれた。

そう、こちらは地元の「大根」と、飲酒運転や交通事故を「根絶」させたいという思いが融合し、「大根絶作戦」という名前がつけられたのだ。
その取り組みについて、担当者は「鬼首は温泉地のため、地元住民だけでなく、観光客の皆様にも大根を渡しています。赤信号の交差点で、警官の立ち会いの元、『交通事故を根絶しましょう!』という思いを込め、地元で採れた立派で美味しい大根を差し上げています」と、説明している。
ネーミングセンスは完全に親父ギャグのそれだが、作戦に込められた思いは、真面目そのもの。読者諸君も共に、交通事故を「大根絶」させよう。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




