江本孟紀氏、新人時代の窮地を救った張本勲氏の”ある行動”に感謝 「私の恩人中の恩人です」
江本孟紀氏が東映フライヤーズ時代、落ち込んでいた自分を救ってくれた張本氏の行動を告白した。

元南海ホークスの江本孟紀氏が10日、自身のYouTubeチャンネル『エモやんの、人生ふらーりツマミグイ』に出演。9日に亡くなった張本勲さんへの感謝を語った。
■東映入団当時を振り返る
江本氏は東映フライヤーズに入団した1年目のキャンプで、打撃投手として張本氏、白仁天氏、大杉勝男氏の3名に投げるよう命じられたことを告白。
当時の状況を「大杉さんと白さんにビビってストライク入らなかったんです。自分の持ち時間から早めに切り上げて、さっとバッティングケージから出て行かれたんですね、この2人が。そのときに、私はもう本当に落ち込んでね、これはダメだなと思った」と振り返った。
■張本氏が打席に…
さらに江本氏は、「張本さんが3番目に入ってこられたんですよ、バッターボックスに。王貞治さんや長嶋茂雄さんと匹敵する、それ以上の大打者。その大打者がいきなりバッター席に立ったわけですよ。それはどう考えたってストライクが入るわけはないんです」と回想。
続けて「5球ぐらい、全部ボールだったんですけど、張本さんは、私が投げてくるクソボールをみんなヒットしてくれてね。軽くこうパーンパーンと当てていくわけですよ。で、私はストライク入らないからもう、ボールになるたびに『すいません、すいません』と。そしたら張本さんは、『ああ、気にするなお前』みたいな感じで。バットでこう、パッとこう私のほう向けてね、『ああ、どこでも投げてこいよ』みたいな」と語った。
■「恩人中の恩人」
当時を振り返った江本氏は「昭和46年の、おそらく2月の20日ぐらいだったと思いますけども、もう私にとっては強烈な印象が残ってね。省略して言いますと、あの日に張本さんに『バカ野郎、お前みたいなやつは』なんて言って怒られてたら、私はプロ野球では、投げられていなかった」とコメント。
また、張本氏について「大打者というのはね、常にそうやって人を助ける力っていうのを持っている。張本さんも偉大なる力というか、パワーを持っておられたなか、私にも軽く打ってね、助けてくれた。私は、本当に私の恩人中の恩人です」と語っていた。
■コメンテーターとしても活躍
張本氏はNPB最多の3,085安打、504本塁打、319盗塁と歴史に残る大選手で、誰もが一目置く存在だ。
『サンデーモーニング』(TBS系)出演時にはたびたびその発言が批判されたものの、どこか「キャラクター」を演じているようにも見えた。
プレイヤーとしてはもちろん、コメンテーターとしても人々を楽しませてくれた張本氏の死は非常に寂しい。江本氏も、深く落ち込んでいる様子だった。




