阪神・森下翔太の暴言退場めぐり、元審判員が“本音”を吐露 「試合後には…」
阪神・森下翔太が球審への暴言で退場。元審判員によれば、「本来であれば退場を宣告すべき場面で宣告できなかった場合、それは審判員の評価にも影響します」と明かす。
2026/06/08 09:30
■球審への暴言で退場
5回2死1塁の場面、打席に立った森下は空振り三振に倒れると、眞鍋勝已球審に暴言を吐き、プロ初の退場処分を受けた。森下は初球の内角球、3球目の外角低めのストライク判定に、不満げな表情を見せていた。
眞鍋球審は試合後の取材で、暴言の内容について「具体的な言葉は、彼が言った言葉ですから彼に聞いてください」とし、「警告はしました、1度ね。『もうそれ以上言うな』と。それでもまだ続けたので退場に、ということ」と説明した。
■審判も「毎試合評価されています」
坂井氏は、試合後の眞鍋球審の言葉に触れ、「いきなり退場を宣告したというよりも、まず警告を行い、それでも続いたため退場にしたという流れです。この説明を前提にすれば、今回の眞鍋審判員の対応は、かなり段階を踏んだ対応だったと思います」とコメントする。
選手が判定に納得できず感情をあらわにすることも理解できるというが、「どれだけ納得できない判定であっても、『暴力行為』『暴言』『侮辱行為』に該当する内容があれば、審判員は退場を宣告しなければなりません。そこを見逃してしまうと、試合の秩序を守ることができなくなるからです」。
じつは、審判も「毎試合評価されています」と言い、「例えば、本来であれば退場を宣告すべき場面で宣告できなかった場合、それは審判員の評価にも影響します。選手も審判員も、お互いがプロフェッショナルとしてグラウンドに立っている以上、すべての試合が穏やかに進むとは限りません。だからこそ、冷静に守るべきラインをお互いが判断することが大切なんです」とつづった。
■「可能な限り避けたい」審判の“本音”
退場は、選手やチーム、そして審判にとっても「望ましいものではありません」とのこと。
重い空気のなか判定を続けることになり、「試合後には、報告書を作成し、『話した内容』『退場に至った経緯』などを細かく記載して、連盟へ書面で提出する必要があります。書類作成には時間もかかりますし、他にも記者対応などもあります。そのため、審判員としても、本音では退場は可能な限り避けたいものです」と明かす。
最後に「選手も審判員も、プロとしてグラウンドに立っています。選手はプロとして真剣にプレーしている。審判員もプロとして試合の秩序を守るために判断している。だからこそ、こうした場面では感情的に誰かを攻撃するのではなく、『なぜ退場になったのか』をルールと運用の面から整理することが大切だと思います」と締めくくった。
■執筆者プロフィール
荒井どんぐり。都内在住のwebライター。記事対象はエンタメや野球中心。テレビ、YouTube、お笑いをほぼ1日約15時間以上チェックし、ネットで話題を呼んでいる事柄を深堀りする。年間執筆本数は1000本以上。
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(文/Sirabee 編集部・荒井 どんぐり(野球))





