サヨナラ弾で通算300号の巨人・坂本勇人 好機で凡退した前打席に高木豊氏「これは…」
通算300号のサヨナラ弾を放った巨人・坂本勇人。高木豊氏は「技術を超えている。スターはスターだわ。あそこの領域には行けない」と称賛する。
2026/05/15 06:15
■好機で凡退し「これはダメだなと」
13日に福井で行われた広島東洋カープ戦。1対1で延長戦に突入し、12回表に巨人は1点を勝ち越される。その裏、1死1、2塁の場面で、坂本が逆転サヨナラ3ラン。通算300本塁打のメモリアルアーチとなった。
坂本は、延長10回2死満塁のチャンスで代打出場し三振に倒れており、高木氏も「これはダメだなと思っていた」と本音を漏らす。
■「かっこよすぎ」「スター」
しかし、劇的な幕切れに「やっぱり違うな。華がありまくり。かっこよすぎでしょ」と手放しで称賛。「らしさが出ているよね。思い切りも失っていない。前の打席で決めきれず、その後の守備でも抜けちゃいけない打球が抜けていった。誰も打てると思っていない、その流れから。だけどやっぱ違うんだな」と語る。
これまでの現役生活で積み上げてきたものが本塁打に出たと分析し、「練習に対しても、試合に対しても、絶対に手を抜くことはない」。地方球場という舞台で、集まった子供たちの目の前で描いた放物線。高木氏は「技術を超えている。スターはスターだわ。あそこの領域には行けない。神様がいるとしたら、守ってあげたいという願いもあったと思う」とコメントした。
■ベンチにいるだけでいい
今季、一部では衰えを指摘する声も上がっていた坂本。しかし、高木氏は「存在だけでいい」と断言する。「誰が坂本勇人の代打に文句を言う? ベンチに座っているだけでファンは楽しみ。若手は声をかけられるだけでうれしい」。
無理に先発出場して負荷をかける必要はないとしつつ、肝心な場面で頼れる「ミスタープロ野球」としての役割を今後も期待していると述べた。
高木氏が語るように、坂本がユニホームを着てベンチにいる、そのこと自体が今の巨人とプロ野球にとって最大の財産であることを再確認させられる一夜となった。





