「メインバンクがゆうちょの人は情弱」→ひと目で黙らせる写真が話題 日本郵便にその歴史を聞いた
「メインバンクがゆうちょ銀行の人はマネーリテラシーがない」という投稿が波紋。ゆうちょ銀行の重要性が「一目で分かる」写真が話題となっている。
■「マネーリテラシーがない」発言が物議
ことの発端は、とあるXユーザーが投稿した「メインバンクがゆうちょ銀行な人見ると、マネーリテラシーないのかな…と思うところはある」という内容のポスト。
投稿されるや否や議論を呼び、当該のポストには「メガバンクのATMは基本、田舎には無いんですよ」「田舎民にとっては郵便局、ゆうちょの存在が本当にありがたい」「全国どこにでもある銀行と言えば、ゆうちょしかないから」といった具合に、ゆうちょ銀行の重要性を訴える声が多数寄せられていた。
ゆうちょはコンビニすらない離島でもATMで現金を下ろすという文明なことができる。こないだ波照間島で日本最南のATMから2万円引き出した時はかなり脳汁出た https://t.co/VtayursBAv pic.twitter.com/HgAhfQQJfC
— ぷらね太郎@きゃりー (@messier_35) April 10, 2026
そして、そんな人々の思いを代弁するかの如く、旅好きの会社員・ぷらね太郎さんによって「ゆうちょはコンビニすらない離島でもATMで現金を下ろすという文明なことができる。こないだ波照間島で日本最南のATMから2万円引き出した時はかなり脳汁出た」というポストが投稿されたのだ。
■「ゆうちょは絶対外さない」と共感の声

都内近郊で暮らしていると、現在地からほんの数分歩けばATM、もしくはコンビニを難なく発見できる。しかし、これはあくまで「都内近郊」の話なのだ。
ぷらね太郎さんの投稿を受け、Xユーザーからは「民営化後も社会インフラの担い手として維持してくれていることに、頭が下がる思いです」「自分もゆうちょをメインバンクにはしてないですが、災害とか旅先での突発的な出来事に備えて、絶対に外さないようにしています」といった、ゆうちょ銀行に改めて感謝する声が多数寄せられている。
投稿の経緯について、ぷらね太郎さんは「田舎勤務で旅行も田舎に行くことが多く、メインバンクではありませんが、ゆうちょのATMをとても便利に使わせてもらっています。例の投稿を見て『ゆうちょにも素敵なところがあるよ』と紹介したいと思い、『全国どんな場所でもATMが営業している』という、ゆうちょの一番の長所を引用投稿しました」と、語っていた。
沖縄・波照間島のATMを使用した経緯については、「先日、休日を利用して日本最南の有人島・波照間島を訪れました。目的は夜の南十字の観察でしたが、波照間郵便局は日本最南の郵便局で、ぜひ見てみたいと思っていました。また、飛行機で降りた石垣島を含めて離島は比較的現金社会で、波照間島上陸時点で財布の残金が心許なくなっていました」と、振り返る。
そんなピンチの中で郵便局を訪れると、休日でも営業しているATMを発見。思わず、感動しながらお金を引き出したという。
ぷらね太郎さんは、「最果ての離島でも都会と同じようにサービスを利用できるのは、素晴らしいと思います」とも振り返っていた。
■日本郵便は「営業に誇りを持っている」
そこで今回は、多くの人々の注目を集めた「波照間郵便局」について、日本郵便に詳しい話を聞いてみることに。
同郵便局が開局したのは、今から89年前の1937(昭和12)年のことで、当時は「波照間郵便取扱所」として開局した。

その後、1940(昭和15)年12月に波照間郵便局と改称。そしてつい最近の2023年7月24日に、現在地へ移転したという。

今回、同郵便局が話題となったことに対し、日本郵便の担当者は「波照間郵便局に関心を寄せて頂き、ありがとうございます。私たちは日本最南端の郵便局として、地域の暮らしを支えるとともに、全国のお客様を波照間島と繋ぐ役割を担っていることに、誇りを持っています。これからも地域に根ざした郵便局として、お一人おひとりとの出会いを大切にしながら、より一層愛される局を目指してまいります」と、感謝の言葉と抱負をコメントしてくれた。

なお、ゆうちょ銀行にも確認したところ、同郵便局のATMが設置されたのは「遅くとも1990年代」と判明。現在ゆうちょ銀行は、全国各地に約31,200台(2025年3月末時点)のATMを設置しているという。
普段の生活で「ゆうちょ銀行を活用していない」という人は、その重要性を改めて見直してほしい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




