鎌倉の標識「大仏前」の英語表記に「それアリなの?」と驚く日本人続出 凄まじい意訳のワケを管理者に聞いた

神奈川県鎌倉市の案内標識「大仏前」の英語表記「Great Buddha」が「カッコよすぎる」と話題に。標識を管理する土木事務所は「外国人に分かりやすいよう、2014年から設置したもの」と説明する。

2026/05/01 05:30

外国語の翻訳の際に悩ましいのが「ニュアンス」に関する問題。直訳すべきか、はたまたニュアンス重視で表現を変えるべきか…翻訳者の腕が問われる瞬間である。

ところでX上では、神奈川県某所にて発見された案内標識の英語表記が「カッコよすぎる」と話題になっていたのをご存知だろうか。


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■標識「大仏前」の英語表記に驚き…

今回注目したいのは、地図情報に造詣の深い「株式会社ゼンリン」公式アカウントが投稿したポスト。

「グレートブッダ!」と、必殺技の名前を叫ぶかの如くノリノリな様子で投稿されたポストには、「大仏前」と書かれた案内標識の写真が添えられている。

そして「大仏前」の下に記された英語表記に目をやると、そこにはなんと「Great Buddha」(グレートブッダ)の表記が確認できたではないか。

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■「鎌倉大仏殿高徳院」前の標識と判明

案内標識「大仏前」
画像提供:ゼンリン

こちらの光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「グレートですよ…こいつぁ!!!」「ビッグじゃなくて、グレートなんだ」「『前』はどこに行った」など、驚きの声が相次いでいた。

また「地名は固有名詞だから、普通に読み方そのままで良いのでは」といった具合に、疑問を感じたユーザーもいるようだ。

ポストを投稿したゼンリン担当者に写真の詳細を尋ねると、「こちらは神奈川県鎌倉市にある鎌倉大仏殿高徳院前の信号です。所用で鎌倉を訪れた際に撮影したものです」との回答が得られた。

担当者は「『大仏』の英語名を存じ上げていなかったので、そのインパクトにつられて撮影してしまいました。きっと周りの観光客の皆さんは『なんでこの人、信号の写真を撮っているんだろう』と思われたと思います」とも振り返っており、確かに観光地のど真ん中で1人、信号の写真を撮っている様子はなかなかにシュールである。

続いては、当該の標識を管理する「藤沢土木事務所」に「Great Buddha」表記を採用した経緯について、話を聞いてみることに。

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■2014年から設置された標識と判明

取材に際し、藤沢土木事務所の道路維持課担当者は「道路標識適正化委員会 神奈川県部会により、2014年に設置したものです」と、説明する。

日本国内では全国的に「外国人に分かりやすいように」という視点から標識の外国語表記を見直す機運が高まっており、神奈川県内では横浜、鎌倉、箱根湯河原にて、こうした見直しが行われたそうだ。やはり、観光客が多く訪れるエリアが中心となっているのが分かる。

なおX上では定期的に、長野県の案内標識「古戦場入口交差点」の英語表記「Old Battlefield」がやはりカッコよすぎると話題になっている。

ゴールデンウィークに歴史あるスポットを訪れる際は、ぜひ標識の「英語表記」にも注目してほしい。きっと新しい発見があるはずだ。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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