ブロッコリーは焼くな、蒸すな、レンチンするな 「一番おいしい食べ方」が驚くほど甘い
煮ても焼いてもおいしいブロッコリー。しかし、一番おいしく食べられる方法は…? 東京都墨田区の天ぷら店「河原のあべ」の店主・あべこういち氏おすすめの食べ方を実践してみた。

4月から指定野菜になったブロッコリー。茹でてよし、焼いてよし、手軽にレンチンでも良しと万能ですが、一番おいしい食べ方は…。
東京都墨田区の天ぷら店「河原のあべ」の店主・あべこういち氏がYouTubeチャンネル『まかないチャレンジ!』に2023年4月23日に投稿した動画「一番おいしいブロッコリーの食べ方」によれば、一番おいしいのは「揚げ」とのこと。はたして本当なのか、Sirabee編集部が実際に試してみた。
■「ブロッコリーの天ぷら」の材料

材料は以下のとおりです。
・ブロッコリー
・玉水(水1500ccに全卵4個を目安)
・薄力粉
・揚げ油
動画では玉水と薄力粉を使ってブロッコリーを揚げていましたが、今回は比較のため、天ぷら粉を使ったバージョンも試してみました。なお、玉水は一般家庭で1500ccも用意することは少ないため、水375ccに全卵1個の割合で作っています。
あべ氏がブロッコリーの天ぷらをすすめる理由は、「高温で熱を入れることで香りが立つ」「衣でまわりをコーティングすることで旨味が逃げにくい」「揚げることで適度に水分が抜け、味が濃くなる」という3つです。
プロの天ぷら職人がすすめる食べ方だけに、どれほどおいしく仕上がるのか期待が高まります。
■ブロッコリーの準備

ブロッコリーは房だけでなく茎も食べるため、まずは半分に切り分けます。茎の根元は皮が硬いため、厚めに皮を切り落としてから3枚ほどにスライスします。上のほうの茎は皮が比較的やわらかいので、そのままスライスして問題ありません。
房は食べやすい大きさに切り分け、大きいものは縦半分にしておきます。
■玉水は冷蔵庫で冷やす

玉水は冷蔵庫で冷やしておくのがポイント。衣と油の温度差があることで、よりサクッとした仕上がりになりやすいのだとか。冷やした玉水に薄力粉を加えたら、混ぜすぎないよう注意しながら、衣を適度なかたさに調整します。
なお、実際に作ってみると、天ぷらに慣れていない人は天ぷら粉を使ったほうが扱いやすいと感じました。パッケージ記載どおりの分量だと衣がややもったりしやすかったため、水は少し多めに入れたほうが軽い仕上がりになりそうです。
■揚げるときの注意点

今回は素材の味を楽しむ食べ方ということもあり、打ち粉は使いませんでした。油の温度は180℃を目安にし、「衣はたっぷりまとわせる」「揚げる前に余分な衣は切る」ことを意識。2分ほど揚げていきます。
また、一定の温度を保ちながら、浮いてきた揚げ玉はこまめに取り除くのもポイント。揚げ玉を放置すると焦げやすくなり、油の状態にも影響しやすいためです。
油から引き上げる直前、一瞬だけ高温にすると、衣がよりサクサクしやすいとのことでした。

ブロッコリーの天ぷらの完成。写真右が玉水を使ったもので、左が天ぷら粉を少し薄めて揚げたものです。
衣の付き方が全然違うので、天ぷら初心者は素直に天ぷら粉を使ったほうがいいでしょう。ハードルが高い印象もある天ぷらですが、あべ氏は動画内で「間違いないから。これがブロッコリーの一番おいしい食べ方だから、保証するぜ」と語っていました。そこまで言い切る味なのか、実際に食べてみます。
■ガチでハマるおいしさ

サクッとした食感の衣、鼻からふわっと抜けるブロッコリーの香り、そして噛むほどに甘くて濃い旨味が最高。
天ぷらは蒸し料理ともいわれていますが、その意味がよくわかる仕上がり。たしかに、茹でたときや焼いたときと全然が違う…。

茎の部分も甘くておいしい。正直、天ぷらは手間もかかるし、揚げ物が苦手な人にとっては少しハードルの高い料理。ただ、それでも試す価値があると思えるほどのおいしさでした。
ブロッコリーそのものの味をしっかり楽しみたいときにぜひ試してみてください。
■執筆者プロフィール
二宮新一:Sirabee編集部員。年間700本以上のエンタメニュース、グルメ・レシピ、商品レビュー記事を執筆。
芸能人愛用のグッズやインフルエンサーおすすめグルメ、料理研究家のレシピなど、気になる情報をわかりやすく届けるのがモットー。記事を通じて「読んでよかった」と感じてもらえる瞬間を大切にしています。
この記事は2023年5月24日に公開された記事を編集して再掲載しています。
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(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一)




