50歳迎えた乙武洋匡、母にLINEも“返ってきた4文字”に… 「グッと来る言葉でした」
50歳の誕生日を迎え、改めて母への思いについてつづった乙武洋匡氏。その言葉に、「母親の立場で読むと泣いてしまう」といった声が…。

作家の乙武洋匡氏が6日、公式Xを更新。50歳の誕生日に際し、母・良子さんに送ったLINEの返信に言及し、改めて母親への思いをつづっている。
【今回の投稿】母への思いつづる…
■「半世紀生きた。あの子が!」
6日に50歳の誕生日を迎えた乙武氏は「数日前、『友人たちに前祝いしてもらったよ』とケーキを前にした写真をLINEに送ったら、『半世紀生きた。あの子が!』と返事をくれたよね。あなたにとっては何ということはない言い回しだったのかもしれないけど、僕には何だかグッと来る言葉でした」とつづる。
続けて「『あの子が!』そうだよね。『両手と両足がない状態で生まれてきた』あの子がね。生まれてしばらくは、『一生寝たきりかもしれない』と思われていたあの子がね。半世紀も生きたんだもんね」と感慨深げに。
■著書での母親像に「本当にそうだったのかな」
2ちゃんねる創設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏と番組で共演した際に、良子さんの話題になったことにも言及。
「(乙武氏の著書)『五体不満足』において、あなたはおおらかで、前向きで、ちょっぴり天然で、そういう母親だからこそ僕のような“超個性的な”息子を育てることができたのだ、というストーリーになっていて。本が出版されてからも、僕はメディアでそういう母親像を語ってきた」と触れる。
「でも、本当にそうだったのかなと。いや、もちろんそうした側面もあったとは思うけど、きっとそれだけじゃないよな、それは不安もあれば葛藤もあったよな、と。『この息子は、この先どうなるんだろう』と枕を濡らした夜も、一度や二度じゃなかったんじゃなかろうかと」と母の胸中を思いやった。
続けて「たぶん僕はあなたを一面的にしか見てこなかったというよりは、そうした迷いとか弱さからは意図的に目を逸らしてきたような気がするんだよね。『僕の存在が母を苦しめていたのかもしれない』という事実は、やっぱり当事者として、息子として少なからず罪悪感を覚えるし、『明るく前向きな母に育てられた障害者』というストーリーを壊したくなかったような気もするんだよね。そこが僕自身の安全基地にもなっていたというか」と率直な思いを明かした。
■改めて「ありがとう」
『五体不満足』の出版直後には、良子さんにも講演依頼や執筆依頼が届いていたものの、それをすべて断っていたそうで、「今だったら当時の回顧録とか読んでみたい気もするけどね」とも。
改めて「『親を恨んだことは一度たりともない』これは、本当です。生んでくれてありがとう。むしろ、『この身体に生んでくれて』ありがとう。もちろん、不便さや悔しさがないと言ったら嘘になる。でも、他の誰とも違うこの身体を与えられたことで、まあ何とも味わい深い人生を送ることができています。稀有な人生を歩んでいます。もう一度。『この身体に生んでくれて、ありがとう』」と感謝を記す。
最後は「50歳を迎えても、この人生から決して逃げ出さず、最後までしっかりと生き抜きます。そして、『稀有な人生』を『唯一無二の人生』へと仕上げていきます」と決意をつづり、「たぶん、僕より長生きするつもりでいるだろうから、これからも引き続き、程よい距離感で見守っていてね。いつもありがとう。あなたの一人息子より」と呼びかけた。
■「泣いてしまう」の声も
乙武氏の投稿に、ユーザーからは「50歳、お母さんも感慨深いものがあるでしょう」「どんな葛藤があったとしても、枕を涙で濡らした日があったとしても、貴方のお母さんは本当に素敵な人。そこだけは揺るがない」「今の乙武さんに育てたお母様、本当に素敵なお母様なんだろうな」「お母様も色んな想いがあるでしょうね。このような未来を想像できたでしょうか」といった声が。
また、母親の立場から「私も乙武さんのお母様のような母でありたいです」「母親の立場で読むと泣いてしまう」「私も息子からそんな言葉言われたら、泣いてしまいます」という人も見受けられた。
乙武氏のユーモアや、前向きな言動は、育った環境によるものもあるのかもしれない。良子さんへの言葉に心が温まる思いがした。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月90本程度を執筆中。




