ハードオフの中古カセットテープが2万円、昭和世代から驚きの声 担当者は「需要高まっている」と説明
ハードオフで中古のカセットテープが2万円で販売されている光景が話題に。ハードオフは「国産メーカーのテープは全体的に高騰傾向にある」と、説明する。
「○○レトロ」や「リバイバル」という言葉もあるように、かつては「古い」とされていたものが、より長い時を経て「そこが良い」と再評価されるのは良くある話。
そんな中X上では、ハードオフで発見されたレトログッズの価格高騰具合に、驚きの声が上がっていたのだ。
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■中古のカセットテープが2万円
今回注目したいのは、Xユーザー・にゅまさんが投稿したポスト。
カセットテープも正気の沙汰ではない金額になってる pic.twitter.com/gZ4OHQFWWq
— にゅま (@nyuma_audio) February 8, 2026
「カセットテープも正気の沙汰ではない金額になってる」という意味深な1文が綴られた投稿には、店頭ショーウィンドウに飾られた中古カセットテープの写真が添えられている。

その金額は、ほぼ全てが8,800円と、非常に高額。その内の1本は19,800円(いずれも税込)と、倍以上もの値が付けられていた。
こちらの光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「ウソでしょ、今こんなに高くなってるの!?」「マジかよ、実家に未使用品が転がってた気がする」「カセットテープ全盛期世代からすると、ビックリ価格」「カセットテープって、もう高額ヴィンテージ品なのか…」など、驚きの声が続出している。
■現在は「安価なタイプ」のみ生産・流通

ポスト投稿主・にゅまさんに話を聞くと、こちらの写真は東京にある「ハードオフ秋葉原2号店」にて撮影したものと判明。そこで今回は、ハードオフコーポレーションに、当該商品の詳細について尋ねてみることに。
前提となるカセットテープの歴史について、ハードオフ担当者は「カセットテープにはノーマル、ハイポジ、メタルとグレードがあり、特に国産メーカーのテープは全体的に高騰傾向にあります。カセットテープ自体は、オーディオの流行とと共に、より良い音質を求めて素材からこだわったハイグレードな物が生産されました」と、振り返る。

続けて「その後、オーディオのブームの終わりと共に生産が徐々に縮小し、現在は安価なタイプの物のみが生産され、流通している状態です」と、昨今のカセットテープ事情について説明してくれた。
■高額化の理由をハードオフ店員が語る
こうした背景を踏まえ、担当者は「そもそも既に生産が終了しており、市場にある在庫が現品のみに限られているため、価格も高額になりやすい商品です。また、最近の昭和レトロ、平成レトロブームにより、当時のカセットテープのレトロなデザインが人気のようで、コレクションとして集めている方もいるようです」とも語っている。

つまり「供給」が無く、「需要」のみが高まっているのがカセットテープの現状なのだ。担当者は「今後もその状況が変わらない限り、価格が下がる可能性は低いと思われます」と、分析していた。
なお、今回話題となったカセットテープたちは「中古品」の扱いだが、正確には未開封品、いわゆる「新古品」と呼ばれる商品である。
家のどこかに眠っている未開封のカセットテープにも、思わぬ値段がつくかもしれない?
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




