『風、薫る』、『ばけばけ』と同じ世界線も“違い”に視聴者釘付け 繋がりに「気づいた人すごい!」
新たな朝ドラ『風、薫る』が30日にスタート。前作『ばけばけ』の最終回に隠されていた“仕掛け”に驚きの声が。「最終回でこの場面いる?」との疑問が上がっていたシーンがなんと…。

NHK連続テレビ小説『風、薫る』が30日、スタートした。Xでは、前作『ばけばけ』と同じ明治時代が舞台となっていることが話題に。さらに視聴者のなかには『ばけばけ』との繋がりに気付いた人も…。
■看護の世界に飛び込んだ2人の女性
『風、薫る』は、激動の明治を舞台に、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込んだ2人の女性が、傷ついた人々を守るために奔走する姿を描く。
元家老の娘・一ノ瀬りんを見上愛、身寄りがなく、牧師に育てられた大家直美を上坂樹里が演じる。
第1話では、武士をやめて帰農した父・信右衛門(北村一輝)と、旧藩主の一族の生まれで気位の高い母・美津(水野美紀)のもとで、りんと妹・安(早坂美海)がささやかながらも不自由なく暮らしている様子が描かれた。
■「おかずがちゃんとしている」驚き
前作『ばけばけ』も、同じく幕末から急速に西洋化が進んだ明治が舞台となったが、ヒロイン・松野トキ(髙石あかり)の家は、父・司之介(岡部たかし)も、祖父・勘右衛門(小日向文世)も、武士の世が終わったことに戸惑い、なじめないでいる様子が描写された。
同じ時代を描きながらも、全く考えの違う2つの家族の様子に釘付けになる視聴者が続々。
Xでは、「武士の世の終わりはばけばけと重なるけど、松野家と一ノ瀬家では立場や考え方が別で、それぞれの家がそれぞれのやり方で形を変えて生き抜こうとしたんだな〜と思った。時代の違う面を見せてくれてるようで面白い」との意見が。
松野家は司之介の莫大な借金で困窮したが、一ノ瀬家は不自由している様子はなく「父上がしっかり働いているからかな、おかずがちゃんとしている…!」「ダメ父、ダメ母じゃ…ないだと?」「両親が司之介とフミさんと違いすぎて」と驚く人も。
「時代的におトキちゃんとかぶってるのね。お父さんは実直で働き者…司之介とは真反対で笑っちゃうけど長生き出来なさそうで嫌だな」との声もみられた。
■『ばけばけ』最終回の一場面が…
また、明治の看護の道を切りひらいた女性たちを描く作品に、視聴者のなかには『ばけばけ』の最終回の一場面を思い出す人も。
トキがヘブン(トミー・バストウ)との思い出を振り返るなか、ヘブンの革靴を磨いていたトキに、クマ(夏目透羽)が「旦那様のですか?」と問う一幕が。トキが「レーザーシューズって言うんだけど」と説明すると、クマは「西洋の靴って茄子ですよね」と言い出し、買い物かごから茄子を取り出して並べ、トキも思わず納得。クマは「前々から思っていて。茄子、履いてるなって」と話していた。
■「この場面いる?と思ってた」「気づいた人すごい!」
この場面での突然の「茄子」のやり取りに、「レーザーシューズが茄子みたいというおクマちゃんの場面は みつ彦がこっそり仕込んだ次作、風薫るへのバトンだというのが定説らしいです。(茄子みたい=Nurse観たい)。言われてみると、二人の制服って茄子の色にも見えますね。なるほど、そういう意味だったか!」と、『ばけばけ』の脚本を手がけた、ふじきみつ彦氏による“バトン”ではないかとの指摘が。
さらに、りんが生まれたのは栃木県の那須地域とあって、「なす」は地名ともかかっている。「最初、ばけばけにこのシーン要る? と思ってたんですが、意外に含蓄が深かった!」とも。
この説に、「最終回のだいじな15分で、このナスの場面いるのかなぁと思っていたけど、こういうことだったのね」「なんで茄子? と思ったら…」「気づいた人すごい!」と驚きや納得の声があがった。
筆者も、靴と茄子が似ているという話が急に出たのが不思議だったのだが、言われてみればなるほど…と納得した。こういった細かな“伏線”を探すのも朝ドラの楽しみだろう。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月90本程度を執筆中。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)




