遭難レベルで大雪の北海道、びくともしないコンビニが「無敵すぎる」と話題 セイコーマートに営業方針を聞いた
大雪に悩まされる北海道民の心の支え・セイコーマートの営業風景が「頼もしすぎる」と話題に。運営会社は「ライフラインとしてお役に立ちたい」と、方針を語る。
北海道や東北、北陸地方に記録的な豪雪が見られた今シーズンの冬。雪の、自然の恐ろしさを改めて感じた人も多いことだろう。
そんな中X上では、北海道民の心の支えとなっている「コンビニの営業風景」が話題となっているのだ。
■このコンビニ、なぜ営業できるんだ…
今回注目したいのは、全国の鄙びた空間や秘境などを巡る旅情・郷愁探訪家。そして「一人旅研究会」として活動する栗原悠人さんがXに投稿したポスト。
1日に60cmくらい雪が降って、さすがの北海道でも大変なことになった時も、セコマに行けば一通り物が揃った。
家の隣がセコマだったのホントに心強かった。 pic.twitter.com/SItTLkO7Sp
— 一人旅研究会 (@hitoritabiken) January 22, 2026
「1日に60cmくらい雪が降って、さすがの北海道でも大変なことになった時も、セコマに行けば一通り物が揃った。 家の隣がセコマだったのホントに心強かった」と綴られた投稿には、尋常でない大雪が降る中、明かりを煌々と灯して営業するコンビニの写真が添えられていた。
そのコンビニこそ、北海道民が世界に誇る「セイコーマート」である。
こちらの光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「街全体が沈黙しても、セコマだけは開いていると北海道の知人が言っていた」「北海道におけるセコマは、ライフラインに等しい」「最強のコンビニ」「大雪の中のセコマ、輝きが神々しいですね」など、称賛の声が多数寄せられていた。
■文字通り「ライフライン」のコンビニ

ポスト投稿主・栗原さんに話を聞いたところ、写真の光景は数年前に撮影したものと判明。今年の北海道では、写真以上の降雪が確認されたことだろう。
当時の状況について、栗原さんは「真冬日が続いており、積雪がほとんど溶けることのない状況でした。降雪のたびに積雪深が増し、歩道は1人が通行できる程度の幅しか確保されておらず、その両脇には人の背丈ほどの雪が積もっていました。このような光景自体は北海道では珍しくはありませんが、大雪が続くと交通や物流に影響が出やすく、店舗が臨時休業となるケースも少なくありません」と、振り返る。
そんな過酷な環境において、力強く営業を継続するセイコーマートを見て、「生活に必要な食料を安定して入手できる存在」として、心強さを感じていたそうだ。
そこで今回は、頼れるセイコーマートの営業方針について、運営会社・セコマに詳しい話を聞いてみることに。
■ユーザーと従業員の「安全確保」が最優先
大雪時の営業について、セコマ 広報担当者は「お客様と従業員の安全を最優先に考え、営業時間の短縮なども踏まえて柔軟に対応しています。一方で、お客様に急な営業時間の短縮や休業についてなるべくご不便をおかけしないよう、公式SNSにて速やかに発信するよう心掛けております」と、説明する。
そう、セコマは決して「ユーザーファースト」にとらわれ、従業員の安全を蔑(ないがし)ろにしているワケではない。
<お知らせ 続報>
吹雪・暴風雪での交通障害の発生により従業員の出勤が困難の為、本日2/6(金)下記セイコーマート店舗は閉店時間を早めさせていただきます。<宗谷地方>
・利尻店(利尻富士町) 17:00 閉店
・鬼脇店(利尻富士町) 15:00 閉店
・香深店(礼文町) 19:00 閉店<留萌地方>…
— セイコーマート (@Seicomart_TW) February 6, 2026
6日には、「吹雪・暴風雪での交通障害の発生により従業員の出勤が困難の為、本日2/6(金)、下記のセイコーマート店舗は閉店時間を早めさせていただきます」という内容をXより発信している。
「あのセイコーマートすら営業が困難」という事実は、雪による被害の深刻さを人々に理解させ、「レベルMAXの緊急事態ですね」といった声が寄せられていた。
例年と比較しての深刻な積雪状況にについて、セコマ担当者は「急な積雪に見舞われた地域の方々に、心よりお見舞い申し上げます」と、コメントしている。
また、大雪の中で営業するセイコーマートに「勇気づけられた」という声に対し、「セイコーマートを日頃から利用してくださっているお客様がお困りの時に、少しでもお役に立てたのであれば大変ありがたいです。今後も、お客様と従業員の安全確保に努めながら、できるかぎりライフラインとしてもお役に立てるよう努めてまいります」と、頼もしいコメントを寄せてくれたのだ。
真の意味で「地域密着」を実現し、地元民に愛されるコンビニとして、セイコーマートの上をいくチェーンは存在しないだろう。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




