北海道民は「横断歩道の白」が怖い、その理由にゾッとした… 科学的にも「正しい」と判明
冬の暖かい日、北海道民は「横断歩道の白い部分が怖い」と話題に。北海道電力は「非常に滑りやすい箇所」と、注意を喚起する。
まるでジェットコースターのような寒暖差は人体だけでなく、地面のコンディションにも大きな影響を与えるもの。
現在X上では、北海道の人々が「横断歩道の白線を恐れる理由」に注目が集まっているのをご存知だろうか。
■夜の北海道、横断歩道が恐ろしすぎる…
ことの発端は4日、北海道電力の広報によるXアカウントが投稿したポストである。
「今日は暖かい。だがこれは、良いことばかりではない」という書き出しから始まる投稿は「夜、道路が牙を剥く。特に、横断歩道! 観光客の皆様、ご注意を」と、注意喚起が記されていた。
今日は暖かい。
だがこれは、
良いことばかりではない。
夜、道路が牙を剥く。
特に、横断歩道!
観光客の皆様、ご注意を。#雪まつり https://t.co/0KBT7Tre9U pic.twitter.com/jSx5ksY2Xa— ほくでん 広報【公式】 (@Hokuden_Kouhou) February 4, 2026
同ポストには除雪され、雪が溶けた横断歩道の写真が添えられており、黒いアスファルト部分には「すべらない」、そして白線部分には「すべる」の文字が交互に記されていたのだ。
■「ここで滑るのはガチ」と共感相次ぐ
こちらの投稿は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「横断歩道では、冬に一度はこけます」「白線踏みたくなるんだけど、滑るんですよね…」「この前、横断歩道の白線で見事に滑って転んだわ」「横断歩道のこれ、ガチです」など、共感の声が相次いでいた。

一方で、「黒い部分は黒い部分で危険なんですよ」という指摘も散見された。
そこで今回は当該ポストによる注意喚起の真意をめぐり、北海道電力(以下、北電)に詳しい話を聞いてみることに。
北電としては「日中の暖かさで溶けた雪が夜間に凍った際の注意」という思いを込めたそうで、担当者は「ちょうど雪まつりのタイミングで、当社社屋が会場に近いこともあり、多くの観光客の方を見かけたため投稿しました」と、振り返っている。
■科学的にも「白線は滑りやすい」
果たして、そのような気候の日に横断歩道では何が起こっているのだろうか。
北電の担当者は「原理的な部分は把握していませんが…」と前置きしつつ、「北海道民は一度は『白線で滑って転ぶ』という経験をしているので、『白線は滑るもの』と認識しています」と、説明する。
その原因については「おそらく、白い部分は溶けた水が浸透せず、白線をコーティングするように氷が張るからではないでしょうか。アスファルト部分は、地面にいくらか水が浸透するので、その違いかと思います」と、推測していた。
このように「横断歩道の白線は滑りやすい」という知識は、生きていくための「生活の知恵」として、北海道民に脈々と受け継がれているのだ。

この感覚は科学的にも正しく、路面表示材協会の公式サイトによると、いわゆる「滑りやすさ」というのは「すべり抵抗」(BPN)の数値で測定できるという。
これによると、路面標示のBPNは湿潤時において40~50とされ、アスファルト舗装は40~70。つまり、横断歩道は黒い部分より白い部分の方が「すべり抵抗が低い」(滑りやすい)ワケである。
それならば黒い部分を歩けば安心…と思いたくなるが、じつはアスファルトの黒い部分にも、恐ろしい罠が潜んでいるのだ。




