寒くても靴下履いて寝てはいけない、驚きのデメリットあった 靴下屋は「レッグウォーマー」を推奨
寒い冬の日、靴下を履いて寝た方が体に良いように感じられる。しかし「靴下屋」を運営するタビオは「様々なデメリットから推奨しない」と、注意を喚起する。
世の中には「健康に良い」とされているが、よくよく考えると「逆では?」と、矛盾に感じてしまうトピックも少なくない。
今回は冬場にとりがちな行動「寝るときの靴下着用」について、探っていこう。
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■靴下を履いて寝るのは健康に悪い?

遡ること3年ほど前、記者は室内で感じる冬の寒さに悩まされていた。特に足の指先が冷たく、フローリング床の廊下を歩くことは大変な苦行。
そこで至った解決法が「厚手のルームソックスを履く」というもので、就寝時にも着用し、快適な冬のお布団ライフを送っていた。
…のだが、ある日ネット上で「靴下を履いたまま寝るのは健康に悪い」という記事を複数目にし、「今までのおれのルーティンは何だったんだ…」と、絶望してしまう。
しかし冷静に考えると、冷たい状態のつま先を放置した状態で寝る方が、健康に悪いのではないだろうか。きっと、靴下を履いての就寝にはデメリットこそあれど、メリットもまた存在するはずである。
そこで今回は、一縷の望みをかけて「靴下屋」でお馴染み、タビオ株式会社に詳しい話を聞いてみることに。
■靴下を履いて寝るデメリット、その数に驚き…
まずは靴下を履いた睡眠のメリットを尋ねると、タビオからは「基本的に、靴下を履いたままの睡眠に関しては推奨しておりません」という火の玉ストレートな回答が得られた。
なお、デメリットについては「足の裏から出る汗が靴下の中に滞留し、ムレてしまうこと。そして足の裏で体温調整が行われるため、自然な体温低下を妨げる可能性があることです。また、靴下によっては締め付けにより血流を妨げる可能性も考えられます」と、説明している。
信じ難いことに、靴下を履いて寝ることに「一切のメリットが無い」と、改めて判明したのだ。良かれと思って履いていた靴下が、とんだ裏目に出ていたのか…。
続いては少し視点を変え、「足の指先を温めること」で得られるメリットについて尋ねてみる。
すると、タビオの担当者の口からは「じつは、つま先だけを温めるというのは、あまり効率の良い方法ではありません」と、これまた耳を疑う回答が飛び出したのだ。
■特定の部位を温めれば全身が温まる
その理由について、担当者は「足の指先は細い血管しか通っていないため、そこだけを温めても熱が全身に広がりにくく、効率良く体を温めることには繋がりません。それよりも、血流の多い部分、例えば足首や足の甲など太い血管が通る場所を温める方が、温かい血液が末端まで届きやすく、結果として指先も自然に温まります」と、説明している。

イメージとしては「入口より配送ルートを温める方が早い」ということらしい。説得力がある…。
こうした実情を踏まえ、「結論として就寝時に優先したいのは、『つま先を覆って保温すること』よりも、体温調整の出口としての役割に余裕を残すことです。睡眠中、体は深部体温をゆっくり下げながら眠りに入りやすい状態をつくります。つま先まで完全に覆ってしまうと、熱が逃げにくくなり、体温調整の役割を邪魔することがあります」と、注意を喚起していた。
しかし人間には、いくら正論であると脳が理解していても、体の理解が伴わないケースというのが存在する。目が痒いときは「かいてはいけない」と言われるが、痒みが酷いと我慢できず、かいてしまうもの。
こうして食い下がる記者に哀れみを覚えたのか、タビオ担当者は就寝時に最適な2つのアイテムを教えてくれた。ありがたや…。




