渡邊センスはなぜ勝訴できた? 松本人志への「影響」は…河西弁護士が解説
渡邊センスが、記事によって名誉を毀損されたとして講談社などを相手取った裁判で勝訴したことについて、河西邦剛弁護士が解説。ダウンタウン・松本人志への影響は…?
■同じ「客観的証拠がない」状況でも…
河西氏によると、今回の判断について、東京地裁は「客観的な証拠がない」「講談社側が取材を尽くしていたとは言えない」として、講談社側に損害賠償の支払いを認めたという。
ただ、渡邊の裁判と、松本の問題については「渡邊さんのケースというのは、女性の仲介を、紹介をしたという形になっている。松本さんに関しては、2015年の六本木の高級ホテルにおいて、2人の女性に対して性的強要を加えたんだというところが問題になっていた」と説明し、「客観的証拠がない、というところに対する取り扱いが全く異なってくる」と話す。
■『週刊文春』との訴訟では
渡邊のケースは、客観的証拠がないことを理由に渡邊側の勝訴となった一方、松本と『週刊文春』との裁判でも、松本は客観的証拠、物的証拠がないと主張し、松本が裁判を取り下げた際にも、「強制性の有無を直接に示す物的証拠がないこと等を含めて確認いたしました」と発表していた。
河西氏は「これ、おかしくないかと。だって渡邊さんのケースは渡邊さんが勝ったんでしょうと。松本さんの件に関しても物的証拠がないことは双方に認めているのに、なんでこれだけ結論が大きく変わってくるのかっていうと、それは全く事例が違うということ。今回は渡邊さんとA子さん、B子さんがそもそもLINEでそういうやり取りをしていたんだっていう話になってくるので、LINEの客観的証拠がないのはおかしいっていうような判断基準になってくる」と解説。
■影響は「ほとんどない」
また、「それに対して松本さんは、六本木の高級ホテルで2人の女性に対して個室の密室において性的強要疑惑が持たれていたので。この性的強要部分について、客観的証拠、つまり物的証拠がない、っていうのは当然の推認に働いてくる。当然の判断基準になってくる。だから物的証拠がないんだっていうことに対する評価が事例ごとによって明確に名誉毀損裁判においてもまったく異なってくるんだというところになってきます」と解説する。
今回の渡邊の勝訴が、松本に与える影響については「それは影響がほとんどないという話になってきます」とし、「今後のポイントについては、講談社の方が控訴してくるのかどうなのか、控訴した場合にはどういった争い方をしてくるのか」と指摘していた。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。




