千葉・免許センターが講習で「外国人は見てるだけで良い」発言し炎上か 千葉県警に経緯を聞いた

千葉運転免許センターの講習で「外国の方は日本語分からないと思うから、ただ映像見てるだけでいいです」という発言があったと波紋。千葉県警に、詳しい話を聞いた。

2025/09/19 04:45

■指導官は「外国人にだけかなり優しかった」

当時の状況について、ポスト投稿主・雫さんは「9月11日の10時からの講習で、教官は初めから高圧的な感じでしたが、外国人にはかなり優しく接していました」と、振り返る。

また、X上で大いに物議を醸している発言があった際の、室内の反応ついては「そもそも室内は初めから静まり返っていたので、教官が1人で好きに話しており、発言内容に反応する人はいなかったです」とも語っていた。

果たして、当該の免許センターでは、どのような講習が行われているのだろうか…。

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■千葉県警は「誤解を招いた」と説明

今回の取材に際し、千葉県警・運転教育課の担当者は「講習の中で『安全運転の自己診断』というものを実施しております。こちらは該当する項目にチェックを入れていくものですが、日本語表記のみで英語解説がありません」と、説明する。

また当該の講習には、外国人向けに英語字幕を使用した映像講習も存在するという。

これらの事情を踏まえ、担当者は「外国人の方に向けては(英語字幕、訳がない一部講習は)『日本語が分からなければ、見ているだけで良いですよ』というニュアンスで、お伝えしたものと思われます」と、当時の状況を説明している。

また、前出の「安全運転の自己診断」に関してはセルフチェック方式のため、熱心に取り組まない日本人受講者も散見されているという。そのため、「不真面目な回答をしないように」という注意喚起を行っているそうだ。

今回、ネット上で大いに物議を醸した件については、「誤解を招いた部分もあるため、講習が適正に行われるよう指導していきます」とのコメントが得られた。

なお、当該の講習の内容について、ポスト投稿主・雫さんは「寝てる人注意するのも日本人だけ。外国人寝ててもスルーだよ」ともこぼしており、単なる「ニュアンスの誤解」だけに留まらない問題点が存在した可能性も無視できない。

また今回の取材に際し、英語解説が存在しない講習については、別途英訳した資料を渡す…といった対応もとっていないことが判明。こうした点を考慮しても、日本人向けの講習と比べ、外国人向けの講習が「イージーモード」に感じられるのは事実である。

別件ではあるが、先日も埼玉県蕨市内で発見された「警告」看板の表記内容が日本語と英語のみで、クルド語を採用していない点が大いに物議を醸していた。

「適切な講習」を目指す千葉県警の指導改善に期待したい。

【物議を呼んだ話題の投稿】

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・運転ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所に太いパイプを持つ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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