韓国で大ヒットの映画『最後のピクニック』が公開 “本当の親友”が演じた切ない友情物語

韓国で芸術・独立映画の歴代ヒットを記録した『最後のピクニック』が9月12日公開。

『最後のピクニック』
(© 2024 LOTTE ENTERTAINMENT & ROCKET FILM All Rights Reserved.)

日本の文豪・太宰治は、著作『斜陽』の中でこう書いています。「人間には生きる権利があると同様に、死ぬる権利もある筈です」。

年を重ねていくと、誰もが直面する生死にまつわる問題。この「権利」に正面から向き合い、おばあちゃん2人の友情を通して抒情的に描く韓国映画『最後のピクニック』が9月12日から公開になります。

本作から生死の「権利」について考えてみましょう。


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■半世紀以上続く友情

『最後のピクニック』
(© 2024 LOTTE ENTERTAINMENT & ROCKET FILM All Rights Reserved.)

物語は、韓国の「宝島」とも称される南海から、年老いたグムスン(キム・ヨンオク)が、首都ソウルに住むウンシム(ナ・ムニ)を訪ねてくるところから幕を開けます。

お互いの子ども同士が結婚しているため、2人は親戚でもあるのですが、もとは長年の親友。息子とのいさかいに不満が募ったウンシムは、60年ぶりにグムスンと故郷に帰り、しばらくお世話になることにしたのですが…?

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■韓国の二大女優が共演

『最後のピクニック』
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本作で長年の親友おばあちゃん同士を演じるナ・ムニとキム・ヨンオクは、プライベートでも親友同士だそう。2人とも80歳を超えてなお、現役で活躍する韓国の代表的女優です。

そのためか、画面上の2人には、お互い年を重ねた深みと温かみが自然とにじみ出ていて、ひとつひとつの仕草に人生の奥行きが感じられます。それでいて、一緒にいる時の無邪気な姿は、まさに少女。昔に戻ったようにはしゃぐかわいらしさに、こちらも頬がゆるんでしまいます。

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■「最後のピクニック」にどう出かけるか

『最後のピクニック』
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とはいえ、メガホンを取ったキム・ヨンギュン監督が、「年齢を重ねるということは、ひとつひとつ物事を手放していくことに慣れるということだと思います」と語るように、2人が向かう先は人生の終着駅。こうした普遍的なテーマが共感を呼び、韓国では単館規模上映ながら、35万人を動員しています。

「私たち全員が、ともに、より人間らしい方法で最期について備えられるように」と、ヨンギュン監督の願いが込められた本作。誰もが迎える「最後のピクニック」に、人は生死の「権利」をどう使うべきか。それを考えるきっかけになるはずです。


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『最後のピクニック』
9月12日(金)新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
公式サイトはこちら

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(文/Sirabee 編集部・尾藤 もあ

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