SNSで日本語しか使わないアメリカのバンド・Millingtonが話題 「日本語縛り」の理由を聞いた

アメリカのバンドにも関わらず、SNSで日本語しか使わないバンド・Millingtonが話題。バンドの中心人物に、日本語投稿の理由を聞いた。

2025/09/03 10:30

我われ日本人でも、思わず「難しい…」と感じてしまう瞬間が多々ある日本語。それだけに、外国人の口から日本語が発せられただけで、つい嬉しくなってしまった経験は、誰しも一度はあるだろう。

現在X上では、アメリカのバンドにも関わらず、日本語での投稿しか行なわないバンドのアカウントが大きな話題となっているのだ。


画像をもっと見る

■このバンドのX投稿、何かおかしい…

Millington
(画像提供:Millington)

そのバンドとは、Millington(ミリントン)。

ニューヨーク州オールバニを拠点に活動する“Brass Emo” バンドで、ギターにベース、ドラムに加えて3本の管楽器のサウンドが特徴的だ。

ポップパンク、エモ、スカパンクを融合させた楽曲は中毒性が非常に高く、疾走感あふれる軽快な曲調にCody Okonski(ボーカル)が合わされば、正に「鬼に金棒」である。

中学生時代にRancidの楽曲『Time Bomb』に衝撃を受けて以来、Dance Hall Crashers、Less Than Jake、The Mighty Mighty Bosstones、The Interruptersといったスカパンクバンドを愛聴してきた記者は、2秒聴いただけでガッツポーズをとったほどだ。

スピード一辺倒でなく、良メロで聴かせる楽曲を得意としているのも、同バンドの強みだろう。「泣き笑いをしながら全速力で坂道を駆け降りて、気づいたら心が爽やかになっていた」ような楽曲といえば、理解してもらえるだろうか。

もちろん楽曲の歌詞は全て英語なのだが…ここで、同バンドXアカウントの直近のポスト内容を見てみよう。

「インディーズバンドだから、高予算MVの代わりに家のトイレで6人で大暴れ。人気が出ても、やっぱり友達とバカやるのが一番」(8月9日)。

「『Summer Disease』は、夏に失った恋を振り返るちょっと複雑な気持ちを歌った曲。あと、うちの犬Heidiちゃんがどうしても映りたがったので、みんな優しくしてあげてね」(8月24日)。

断っておくが、これらの文章は記者が日本語訳をしたワケではない。そう、同バンドのX投稿は、なんと全て「日本語のみ」で行なわれているのだ。

関連記事:某ロックバンドの影響がスゴい不動産会社 意外なオトナの事情が存在した

■「日本でツアーやって!」と話題

出身・活動拠点共にアメリカのバンドだが、「Xポストの本文は全て日本語」というアンバランスさはX上で徐々に話題を呼び、ついに今年8月には投稿したポストに3万件近くもの「いいね」が付けられるほどの事態に。

もちろん、ポストに寄せられた声の大半は「トイレで暴れてないで、日本でライブしてくれ〜!」「こういう楽しそうなバンドの曲が、一番聴きたくなる」「久しぶりに、音楽を聴いてワクワクした」「日本でツアーやってほしい!」といった具合に、日本人ユーザーからの投稿であった。なお、フォロワーの9割が日本人だという。

日本を拠点に活動しているワケでもないバンドが、なぜここまで「日本語での投稿」にこだわるのか、今回はバンドのボーカルにして中心人物・Cody Okonskiに詳しい話を聞いてみることに。

すると、同バンドの「日本愛」が改めて明らかになったのだ。

【Amazonセール情報】ココからチェック!

次ページ
■ある1人の「日本人ファン」がきっかけで…