「このATMは還付手続きに対応していません」 張り紙に隠れた暗号が「天才の発明」と話題
郵便局のATMに、奇妙な注意書きを発見。一見すると誤表記に見えるが、実は「最高の詐欺対策」と称賛の声が相次いでいる。
■被害者は「詐欺に遭ってる」と気づかない
郵便局のATMになったこの注意書き、唸らされた。考えた人あたまいい。 pic.twitter.com/F2uuuoBRiA
— 早川公|まちづくりクラファン挑戦中 (@hayakawa_ko) May 13, 2025
当たり前の話だが、詐欺の被害に遭っている人物は「自分が詐欺に遭っている」などと、気づいてはいない。それどころか「自分が詐欺に遭うはずがない」という、根拠の無い自信をすら持っているのだ。
そのため、たとえ振り込め詐欺の被害に遭っている真っ最中でも、ATM付近に多数貼られた「詐欺に注意」といった文言は他人事に感じられる。…いや、視界にすら入らない。そこで機能するのが、今回のような張り紙というワケである。
ここで、一般社団法人「全国銀行協会」が注意喚起している「還付金詐欺」の手口を見てみよう。
ポイントは大きく分けて、「市区町村や年金事務所の職員などを装って電話してくる」「『還付金を返す』と言葉巧みにATMへ足を運ばせ、お金を振り込ませる」の2点。しかし、実際はATMでは「還付金の受け取り」そのものが不可能である。
■ポイントは「このATM」
つまり、当該の郵便局では「このATMは医療費還付手続きに対応していません」と、施設側のATMに問題があるような文章を用いつつ、じつは局員への通報を自然に誘導しているのだ。
これならば、「ATMで医療費還付金の手続きができる」と信じている人々もインターフォンを鳴らし、被害に遭うのを未然に食い止められるワケである。
当該の文面では「医療費還付手続き」そのものを否定しておらず、また正確には「医療費還付手続きに対応していない」のは「全てのATM」と言える。
しかし、これらの点を考慮しても「このATMが医療費還付手続きに対応していない」というのもまた事実であるため、郵便局側は一切のウソをついていないのだ。
「デジタル化」が著しい現代において、これらの「詐欺に遭わない」ための知識は不可欠。しかし同時に、そうした情報に明るくない人々を救うための工夫や発明が、強く望まれているのも事実である。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




