『御上先生』 学園ドラマで珍しく“金融”について取り上げた第5話 「本当に大切」と話題に
高校生が考える新しいビジネスモデルとは? 生徒たちの答えが「興味深い」と話題。

16日放送のドラマ『御上先生』(TBS系)5話「-confidence-」。AO対策として一部の生徒が挑戦することとなったビジネスプロジェクトコンクールでしたが、いつしかクラス全体を巻き込んだチャレンジとなり…。3年2組のみんなで作り上げた発表に、SNSで賞賛のコメントが相次いでいます(ネタバレを含みます)。
■投資と社会貢献は両立できない?
夏休み明け、冬木(山下幸輝)と徳守(八村倫太郎)、宮澤(豊田裕大)の3人は花宝財団が主催する日本最大のビジネスコンクールに参加するために話し合いをしていました。出場理由は、AO入試の一次試験を免除してもらうため。つまり、それなりの結果を残さないと意味がないのです。
しかし彼らのやり取りを聞いた御上(松坂桃李)は、どうせ勝てない、なぜなら花宝財団と政府は癒着しており、選考には”忖度”があるのだと言います。ただ、圧倒的なアイデアで逆転を掴み取ることに賭け、3人の意見を聞くことに。
冬木は「高校生向けの金融商品を作る」、一方で宮澤は「社会に役立つ製品開発をする」というテーマで挑戦したいと考えていました。しかし1人の生徒から、冬木のテーマは高校生で実現可能ではない点、宮澤の方は何の商品を作るかが具体的でない点で両者とも良くないという意見が上がり、振り出しに戻ったのでした。
■みんなで見つけたテーマ
その後も両立案は出ず、クラスメイトの力を借りることに。話し合いの際、是枝(吉岡里帆)はお金は信用の形ではないか、お金自体はただの紙にすぎないが物やサービスと交換できる価値あるものだと人々が信じることで成り立っているのだからという話をしました。
すると今度は、冬木が父親の話をはじめます。以前彼の父は外資系の投資銀行で働いていたものの、リーマンショックで日本法人はなくなってしまったのでした。低所得者層の夢を利用して金融が本来の使命を忘れてしまったことを後悔し、次へ生かしたいと語る父の想いを叶えるためにも、テーマとして金融商品を扱いたいのだと言います。
この話を聞いた宮澤は冬木に賛同。さらに他の生徒から、宮澤が最初に社会貢献の例として出した”リサイクルを実現した産廃業者”や”高齢者向けオーダーメイドシューズ会社”へ投資するというアイデアが。
つまり、社会貢献を行う会社へ投資することで、金融商品そのものが社会貢献になるというビジネスモデルを導き出したのでした。
■老若男女が今考えるべきお金のこと
放送後、SNSには様々な視聴者からの感想が。
「言われてみれば本来の投資ってそういうもんよね。応援したい期待している企業に資金面で協力する代わりにお礼が貰えたりする」「信頼出来る社会を作ることは本当に大切ですよね。頑張れ若者たち」「この時期になぜこのドラマが放送されているのか。自分たちの未来に何か繋がるんだろうというメッセージ性を感じてしまう」。
学園ドラマでは珍しい金融を題材とした5話。
人前でお金の話をすることが憚られる風潮もある中で、今回の放送は多くの人の考えるきっかけとなったようでした。
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(文/Sirabee 編集部・福野 エリカ)




