駅で発見した米津玄師、安すぎる金額に目を疑うも… その理由が「天才のアイデア」と話題

福岡の地下鉄駅の構内に「米津玄師260円」という張り紙が出現し、大きな話題に。掲出駅の担当者に話を聞いた。

2025/02/13 04:45

8日、Xにて突如「米津玄師260円」という謎のワードがトレンドに急浮上。こちらのワードが注目を集めるに至った「微笑ましい舞台裏」をご存知だろうか。


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■「米津玄師260円」って何だ?

ことの発端は、Xユーザー・わじろさんが投稿した1件のポスト。

ズバリ「米津玄師260円」という謎のワードだけが書かれた同投稿には、福岡県の駅構内で撮影したと思しき写真が添えられている。一見するとなんの変哲もない、駅構内の「案内」だが…。

米津玄師260円

よく見ると、そこには「米津玄師260円」なる張り紙が掲出されていたのだ。

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■「分かっていても面白い」と大ウケ

シンガー・ソングライターの米津玄師は、1月9日より「米津玄師 2025 TOUR / JUNK」をスタート。同ポストが投稿された8日には、福岡・みずほPayPayドーム福岡にて公演を行なっている。

そう、件の張り紙は「この駅から米津玄師のライブ会場までの運賃は260円ですよ」という情報を、極限までシンプルにさせた内容となっていたのだ。張り紙の末尾には「(最寄駅:唐人町)」という補足も確認できる。

米津玄師260円

意味が分かると納得だが、「米津玄師260円」というシュールなワードは瞬く間に話題となり、前出のポストは投稿から数時間で2万件を超えるリポストを記録する事態に。

Xユーザーからは「分かっていても、面白い」「米津がこの値段は安すぎる…」「分かりやすくて助かるね」「流石は福岡の地下鉄、分かりやすい!」といった驚きと称賛の声が多数上がり、かくして同ワードはXのトレンドに急浮上したのだった。

そこで今回は、件の張り紙を掲出した福岡市地下鉄・博多駅を運営する「福岡市交通局」に、詳しい話を聞いてみることに。すると、なんとも微笑ましい舞台裏が明らかになったのだ。

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■それにしても博多駅、ノリノリである

件の張り紙が掲出されたのは、米津の公演がみずほPayPayドーム福岡にて行われる8日、9日の午前6時頃から公演開始時刻までであったと判明。

空港線博多駅の博多口改札に4枚、中央口改札の券売機周辺に4枚、筑紫口改札の券売機、改札機上に10枚と、20枚近くもの張り紙が貼られていたそうで、米津の人気が改めて窺えるというものだろう。

掲出の経緯について、福岡市交通局の担当者は「経路、料金などに関する駅窓口へのお問い合わせが多いことが見込まれたため、掲出いたしました」と、説明している。

なお、こうした試みは初めてではなく、担当者は「2024年12月28日、福岡サンパレスにてVTuber・星街すいせいの公演が行われた際にも実施しました。当日は他にマリンメッセ、みずほPayPayドームでも公演があり、駅窓口への問い合わせが特に多かった『星街すいせい』の案内を掲出したものです」と、過去の実施事例を挙げていた。

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■「これほど話題になるとは…」と驚き

張り紙が思わぬ形でバズった件について、福岡市交通局の担当者は「事前に備えた簡易な措置が、これほどの話題になることは想像していませんでした」と、驚きの表情を浮かべる。

続けて「イベント参加時の駅利用では、分からないことはお気軽に駅係員へお尋ねください。お客さまを迷わず目的地へお届けするため、駅ではイベントの規模に合わせて増員し、案内業務を行っております」「また、お帰りの時間には臨時列車を運行し、イベント参加者の帰りの足を確保しています。これからも、速くて便利な福岡市地下鉄のご利用をお願いします」と、粋なコメントを寄せてくれたのだ。

ちなみに、話題のポスト投稿主・わじろさんは件の張り紙を見かけた際、一瞬「新曲かな?」と考えてしまったものの、下に書かれた「(最寄駅:唐人町)」という補足を見て、すぐにピンと来たそう。「シンプルに徹して、分かりやすいと思います」と、駅利用者としての感想をコメントしてくれた。

ちなみに過去には、京王電鉄・分倍河原駅でも「B’z 140円」とだけ書かれた張り紙が大きな話題となったことが。大物アーティストのライブに参戦する際は、ライブ本編だけでなく、会場最寄り駅の取り組みにも注目したい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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