松本人志が“テレビ復帰”を願うなら… 元テレビマン「会見は不可避」
擁護を続けるファンに対しては、「むしろ松本さんを追い詰めていると感じる」とコメント。
元テレビマン・放送作家の長谷川良品さんは14日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんの“テレビ復帰”が話題にあがるなか、長谷川さんは会見の必要性を語りました。
【動画】擁護を続けるファンに対しては、「むしろ松本さんを追い詰めていると感じる」
■“テレビ復帰”には賛否両論
8日、過去の性加害疑惑を報じた週刊文春を発行する文藝春秋社への訴訟を取り下げた松本さん。
代理人を通して発表したコメントには、女性たちが参加する会合に出席していたことは認め「参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」と記しています。
取り下げの報道と同じく復帰の話が出るとSNSでは「待ってた!」「やっとまたまっちゃんをテレビ見れるんだ!」と喜びの声があがる一方、“事実無根”ではなかったのに何もなかったかのようにテレビに復帰することに疑問を感じる声も多く見られます。
■「現状、笑えますか?」
長谷川さんは、松本さんが劇場や動画配信などで復帰することについては「復帰活動を過度に邪魔立てすべきではない」と度の過ぎた“キャンセルカルチャー”には苦言。
ただ「個人的には、仮に地上波復帰を模索するのであれば、やはり会見は避けられないと思います」とコメント。なかには松本さんが真面目に会見をしたら「笑えなくなる」などの意見があることを予想する長谷川さんは「こういう方に言いたいのは『じゃあ現状、笑えますか?』という話」と一蹴しました。
■電波は我々国民の共有財産
テレビに出演することに疑問を感じる人に対して「嫌なら見るな」などの発言をする人もいますが、長谷川さんは「公共財である電波を使った地上波放送にそういう理屈は通じません」「電波は我々国民の共有財産です」と述べ、「公共性の高いテレビの恩恵を受けてきた芸人としてのケジメとして、会見は不可避なんじゃないかと感じます」とコメント。
また、文春側が取り下げに同意したことを受け「松本さんの完全勝利」などと声をあげているファンに対して「こういった盲信が、むしろ松本さんを追い詰めていると感じる」「ファンが率先して『好きだからこそ、ここだけは嫌い』と声をあげ、会見を促す必要があるのではないでしょうか」と伝えました。