北海道民のオフ会、開催地のスケールがデカすぎると話題 「本当に合ってる?」と驚きの声も…
北海道の各エリアの住民たちが待ち合わせをする場合の最適解が話題に。「スケールが大きすぎる」と、驚きの声が上がっている。
■それにしても北海道民、ノリノリである
札幌民「道民オフ会しようぜ」
函館民「いいね」
釧路民「私も行きたい!」
帯広民「どこ集まる?」
札幌民「無難に札幌やろ」
釧路民「札幌遠いな〜」
函館民「…ねだ空港」
札幌民「なんて?」
函館民「羽田空港」
帯広・釧路民「賛成!!!」#北海道あるある
— 北海道グルメ・観光NorthSmile(ノーススマイル)/エリちゃん🧸ིྀ (@Northsmile2019) November 2, 2024
ポスト投稿主・NorthSmileは、北海道のグルメや観光情報のほか、有益な口コミネタにも精通したアカウント(サイト)。
今回の「北海道あるある」のほか、「北海道難読地名」など、あるあるネタやクイズ形式の投稿で人気を博しており、Xの年間PV数は1.6億以上にも及ぶという。
今回のポスト投稿の経緯については、「今回登場した札幌、函館、釧路、帯広は、それぞれ自分の市に空港があり、どの市も『陸路で札幌へ移動するより、飛行機に乗って1時間半で羽田まで行った方が早い』というネタになります」と、説明する。
また、エリア毎のバチバチな対抗意識も巧みに表現しているようで、「函館は歴史的に札幌より早く栄えた経緯があり、立地的にも札幌に対抗心を持って『自分達は本州側の人間だ』というマインドを持ってる方も少なくないです」「こうした点を考慮し、函館市民に羽田空港を提案させました」とも補足していた。
記者の地元は埼玉県さいたま市の「浦和」なのだが、県内の他エリア勢から「同じ埼玉県民なのに、都民面をしている」とディスられる機会が少なくなく、函館市民の心境にはどこかシンパシーを抱いてしまう…。
ちなみに、同ポストには「◯◯県民のオフ会」と改変したパロディのリプライが多数寄せられており、やはり「埼玉県民オフ会」の開催場所は、池袋が候補筆頭であった。
■開催地を「札幌」にした場合…
では、今回名前が挙がった札幌、函館、釧路、帯広は、どれほどの距離があるのだろうか。
NorthSmileからは「一番極端な例だと、函館−釧路間は下道で9時間以上、高速を使っても7時間かかります」「全員が札幌に集合する場合、函館からは4時間半、帯広からは4時間、釧路からは5時間半(いずれも下道)かかります」と、耳を疑う回答が得られた。
なお、これは「ノンストップで走り続けた場合」の時間なので、実際は休憩時間等を加味し、1時間前後の時間がプラスされる。
NorthSmileは「一応、札幌市内には『丘珠空港』という空港があり、釧路や函館の空港との連絡はあるのですが…羽田に比べると便数が少ないです」「また、羽田集合にした場合、札幌民も移動にほぼ同じ時間とコストがかかるので、今回の全地域民に平等となります」とも補足していた。
そのため、遠回り且つ狂気の沙汰にも感じられる「道民オフ会in羽田」は、じつは非常に合理的且つ、平等なプランだったのだ。
自身の都道府県でオフ会を開催する際は、どの場所で開催すれば最も平等となるか、考えてみると新たな発見があるかもしれない。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)