いつも完璧な先輩だけど、“あるもの”を見て安心した… 約8割の人たちが経験
人が失敗したときには本来、一緒に悲しむなどするべきなのかもしれないが…。
■約8割「誰かの失敗を見て安心」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女652名を対象に「人の失敗」に関する意識調査を実施したところ、全体で77.6%の人が「誰かの失敗を見て少し安心した経験がある」と回答した。
失敗するのが自分だけではないと知ることで、プレッシャーや不安から少し解放されるのかもしれない。
■老若男女が人の失敗で…
性年代別で見ると、30〜40代の女性が少し多めの割合になっている。
しかしほとんどの性別・年代で7割を超えており、幅広い人が失敗を見て安心する気持ちを持っているようだ。
■完璧そうな先輩の失敗
完璧そうな職場の先輩がミスして心の中で安心した経験がある20代女性は、「先輩がプレゼン中に、スライドを操作ミスしてしまったんです。その先輩は普段、完璧主義な人で、私もその姿を見ていつもプレッシャーを感じていました。しかしその失敗を見て、『完璧な人でもミスするんだ』と少しホッとした自分がいて…」と当時を振り返る。
先輩の人間らしさを見て気持ちが落ち着いたようで、「じつは自分も過去に似たようなミスをしたことがあったので、はっきり言えば人のことを責める筋合いはありません。ただ完璧に見えるような先輩が同じようなミスをしたことで、少し安心してしまったのでしょうね」と続けた。
■人の失敗で安心する自分は最低
Xでも、「人の失敗見て安心しちゃいけないけど、安心した。人間だった」や「ポンコツだから、人の失敗見て安心するしおもしろいんだよね」と人の失敗で安心したとの投稿も。
しかし一方では、「自分より色々な失敗している人見て、安心しているの最低だよね」や「人の失敗を見て安心したり、ダメな人間になってたな…」と安心している自分を責めている人もいるようだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女652名