高速で遭遇した観光バス、危険すぎる運転にギョッとした 「これは酷い」と怒りの声も…

高速道路のジャンクションで、観光バスがとった思わぬ行動が波紋。「あまりに酷い」と、疑問の声が相次いでいる。

2024/11/07 04:45

■発見者は「何かやりそうだった」と語る

当時の現場の様子について、しおさんは「動画が始まる15分ほど前から渋滞に並んでおり、バスはその時は普通に並んでいました。ジワジワ進みながら10分くらい経ったタイミングで、運転手とバスガイドが降りてきて、ポールを踏んだり、手で倒したりしながら、何かを話していました」と、振り返る。

そして運転手だけ車内に戻っていく様子を見て「何かやりそうだな」と確信し、動画を撮影したそうだ。

5日、NEXCO 西日本に今回の事例について話を聞くと、担当者はこちらの動画を既に認識していたことが判明。走行の内容については、「今回のようなランプ(交差接続する道路相互を連結する道路)に限らず、原則として高速道路上での急な進路変更等は重大な事故に繋がる危険行為ですので、おやめください」とのコメントが得られた。

万が一、誤って走行してしまった場合については「そのまま走行し、次のインターチェンジで流出した後、再度正しい進行方向へと流入してください」と呼びかけている。

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■バス会社は「大変申し訳ございません」

Xユーザーからは、観光バスの車体に「播磨乃国観光バス」と、社名が記されている点も指摘されていた。そうした影響もあってか、1日には播磨乃国観光バス公式サイトより、お詫びの文書が公開される。

文中では「この件につきまして、多大なるご迷惑とご心配をおかけすることになり、大変申し訳ございません。交通使者としては、あってはならないことをしました。所轄の警察・運輸局へ報告し、その指導を待つ状況です。また、当該乗務員と管理者を含め、厳正な処分を下しました。今後このような事を二度と起こさぬよう、会社として乗務員の教育を徹底し、法令を必ず守る事を指導して参ります」と、記されていた。

東大阪ジャンクション

今回のポストを見て「その手があったか」と膝を打った人もいるかもしれないが、言うまでもなく非常に危険な行為。くれぐれも謹んでほしい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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