こじらせたくないから… 約8割が「自分は悪くない」と思いながら取った行動
人に謝る行為は、通常、こちらが悪いと思ってときにするもののはずが…。
■約8割「悪いと思わないのに謝る」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女652名を対象に「謝罪」に関する意識調査を実施したところ、全体で82.4%の人が「自分が悪いとは思っていないのに謝った経験がある」と回答した。
多くの人には相手の立場や状況を考えて、非を感じていなくても謝罪してしまう場面があるようだ。
■男女ともに気を遣い
性年代別で観ると、多くの年代で少しだけだが女性の割合が高くなっている。
しかし男性も60代を除いては8割前後の高い割合になっており、男女ともに他人に気を遣いながら生きていることがわかる。
■取引先が相手だったので謝る
仕事で後輩がミスをして取引先に謝った30代女性は、「会社で後輩と一緒に、仕事を進めていたときの話です。その仕事で後輩が、ちょっとしたミスをしてしまいました。ただそのミスは気づきにくいもので、そこまで彼女に非があるとは思えませんでした。それでもお客様相手のことだったので、放置するわけにはいかなくて…」と当時の状況を語る。
立場的に仕方なく謝罪したようで、「そこでお客様に対しては、私が『こちらの不手際で申し訳ありません』と謝るしかありませんでした。後輩はとても気にして、私に対して何度も謝ってきたんです。そのため私は、自分も後輩も悪いとは思っていないということを何度も伝えました」と続けた。
■謝罪よりも説明して
自分が悪くないと思ったら謝罪はできるだけをしない40代男性は、「私は自分が悪くないと思ったときには、できるだけ謝らないようにしています。謝るとまるで自分が悪かったかのように相手が受け取ることがあるので、そういう誤解を避けたいんです。相手によっては、調子に乗って見下してくるようなタイプまでいますからね」と考えを述べた。
謝るよりもきちんと説明することが大事だと思っているようで、「ただ状況によっては、多少なりとも配慮が必要だと感じる場面もあります。その場合は、謝罪ではなく、できるだけ冷静に説明するように心がけているんです。無理に謝罪するよりも、正直に事情を話す方が良好な関係を築けることもあると思っています」とも話していた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女652名