防犯ブザー、音鳴らした“その後”にすべきこと 「正しい使い方」が目からウロコだった…
物騒な事件も相次ぎ、成人女性の10人に1人が携帯している「防犯ブザー」。選ぶときのポイントも要チェックです。
■成人女性の10人に1人、「防犯ブザー」を携帯
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女522名を対象に「大人になってから防犯ブザーを持ち歩いた経験」について調査を行ったところ、「経験あり」と回答した人は全体で8.4%ほど。
この割合を男女別に見ると、男性は4.7%であるのに対して、女性は13.3%と高い割合に。
■防犯ブザーは「投げて逃げる」
防犯ブザーによる対策について、関西電力グループでホームセキュリティ事業を行う関西SOSの公式ページには、「防犯ブザーが逆効果にならないための正しい使い方」として、以下のポイントが紹介されています。
①わかりやすいデザインを選ぶ
一目で防犯ブザーとして認識できることが、防犯ブザーを使用する上でもっと効果的になります。
②目立つ場所に取り付ける
防犯ブザーを持ち歩く際には、目立つ場所に防犯ブザーを取り付けておくことが防犯上効果的になります。
③防犯ブザーを投げて逃げる
実際に防犯ブザーを使用する場面に出くわしたなら、防犯ブザーを投げて逃げるという方法が効果的です。防犯ブザーを鳴らした場合、相手側は音を消したいと防犯ブザーを奪おうとする傾向にあります。
防犯ブザーの音を消そうとしている間に逃げることが、身を守る上で重要なわけです。なお、防犯ブザーを強く地面に投げつけてしまうと破損する恐れがあるため、なるべく壊れない範囲で投げることが大切です。
■紐やピンを抜くタイプ、85dB以上
また、防犯ブザーを選ぶ際のポイントもあるといいます。
防犯ブザーには、主にひもを引っ張る、ピンを抜く、ボタンを押す、などのタイプがありますが、関西SOSの公式ページによると、「紐やピンのタイプは音を止めにくいのでおすすめ」なのだとか。
より大きな音が出るものが良いそうで、選ぶ基準としては「85dB以上のタイプ」で、「なるべく長い時間鳴り続けるタイプにすることで周囲に認知」させることができるといいます。
■ネットでも「防犯ブザー買った」「小学生以来」
ネット上でも、「防犯ブザーを数個買った。小学生以来だぜ」「闇バイト実行犯は捕まることを恐れてるから、イレギュラーなことが起こればうろたえるだろう」と、防犯ブザーを購入したという投稿がチラホラ。
女性ユーザーのなかには、「マッチングアプリやり始めた時に買った防犯ブザー」「マッチングアプリで会うなら防犯ブザーをつけて行くことにしている」と、初めて会うときにはお守り代わりに持ち歩いているという投稿も見受けられました。
物騒な事件が相次いでおり、正しい使い方を確認したうえで、大人も防犯ブザーを持ち歩いておくと心強いかもしれません。
★関西SOS、「防犯ブザー」の使い方に関するページはこちら
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(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)
調査対象:全国10代~60代の男女522名