『おむすび』震災で決断を迫られた一家の長・聖人 市職員がかけた言葉に「ドキッとした」「きついだろうな」
朝ドラ『おむすび』で、永吉(松平健)に糸島に来るよう言われた聖人(北村有起哉)は反発。そこで、市職員の若林(新納慎也)がかけた言葉に…。
■「きついだろうな」「わだかまりが」
若林が聖人に伝えた言葉に、Xでは「糸島から出てきて必死に居場所を作って受け入れてもらえたと思ってたのにやっぱり自分はよそもので、帰る場所はこの神戸ではないのだ、と言われたようなものよね」「悪気があったわけじゃないけれど『帰れる場所がある』は聖人さんにはよそ者だということを突きつけられたんだろうな」との声が。
さらに「神戸の人にこう言われるのは、聖人にはきついだろうな。そのわだかまりが、2004年にも肚の中で燻り続けている」「聖人さんの葛藤、視聴者の感情を揺さぶるものがあるね。神戸への思いと、家族を守る選択」「神戸でずっと頑張ってたのに。大変な事になって、力になりたくて、炊き出しもしてたのに」と、聖人の心情に思いを馳せる人もみられた。
■「真の優しさ」指摘も
一方で、以前から聖人と交流のあった若林の真意について、「ああいう言い方しないと聖人さんは動かないんじゃないかと、若林さんも苦渋のワードセレクトだったのかなぁ」「糸島に帰る背中押しになると思ったのではないか?」「いてくれたら頼りになる聖人を、それでも送り出してあげようとする言葉」「心情的には聖人一家に神戸にとどまって欲しいに決まってる。理性的で的確な判断、そして真の優しさ」との指摘も。
「聖人さんみたいな自営業の技術者にはいてほしいんよな。被災者の髪切ってケアしてもらえるし、会社の心配少ないし、男手だし」「みんな近隣で人望のある聖人さんにずっといて欲しいだろうな。でも帰れる人が帰ってくれればその分場所も物資も浮くのも事実で…」「今日いちドキッとしたセリフ『帰れる場所がある人には帰ってもらえると助かる』相手のための嘘でもあり、本音でもある。深すぎて胸が痛い」と複雑な思いを抱く人もみられた。