田原総一朗氏、自民大敗は「チャンス」 石破茂首相の“主張”に期待「国民の多くが支持」
選挙大敗により、就任1ヶ月足らずで大ピンチの石破茂首相。しかし、長年政治を見てきたジャーナリストの田原総一朗氏は「チャンスでもある」と逆に期待を示す。
■早くもピンチの石破首相
総選挙では裏金問題や物価高などへの逆風が吹き、自民党は56議席減の191議席と大敗。連立を組む公明党を合わせても過半数に届かず、石破内閣は発足1ヶ月足らずで早くも厳しい政権運営が予想される。
田原氏はこの結果を受け、「自公で過半数取れなかった石破首相はどんな手を打つのか。今、予想されてるのは国民民主党の取り込みだ」と、今回の選挙で躍進した国民民主党と連立する可能性に触れた。
■首相の責任論にも触れるが…
しかしこれには、「だが、次の参議院選挙を考えるとそう容易には自民党の要請に応じられないだろう」など、同党が非自民票を取り込んで躍進し、来夏には参院選も控えていることから否定的に分析。
こうなると少数与党として厳しい政権運営となるため、「石破首相の責任にどう決着をつけるのか」と責任論に触れたが、ここから逆説的な主張を展開していく。
■「チャンスでもある」と分析
田原氏は「総裁選のときの石破氏の主張はいずれも国民の多くが支持した。その後自民党多数派に押し切られて主張できなくなった」と、党内の事情で自身の政策を封印せざるを得なかったと指摘。
「しかし敗北が決まった今、再び主張するチャンスでもある」と続け、改めて“石破カラー”を打ち出せると逆説的な分析をしている。
フォロワーからは、「多くの国民は支持していない」「国民が望む政党に変わって欲しいですね」「国民民主は取り込まれたら次負けますね」などとさまざまな意見が。首相は“ピンチをチャンス”に変えられるだろうか。