大半の人は苦手なのに… 約2割が得意と答えた「コミュニケーションスキル」
大切なスキルではあるが、いろいろと考えてしまいできない人も多いようだ。
自分の気持ちを表に出すことは、コミュニケーションにおいて非常に重要である。しかし気持ちを人に伝えることが得意な人もいれば、苦手とする人もいるのが現実だろう。
■約2割「気持ちを伝えるのが…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女622名を対象に実施した調査では、全体で24.0%が「自分の気持ちを表に出すのが得意だ」と回答した。
多くの人は、自分の感情を表現することに難しさを感じているようだ。
■友達に思っていることを言う
友達には正直な気持ちを伝えるようにしているという20代女性は、「友達に対して、自分の気持ちを率直に伝えるのが得意です。たとえば友達が私の話をきちんと聞いてくれなかったとき、すぐに『それは傷つくから』ときちんと言います。友人はすぐに謝ってくれ、関係が悪くなることもありません」と話す。
気持ちを出すからこそ関係が深まると思っているそうで、「自分の感情を表に出すことで、誤解が生まれることなくお互いの理解が深まると思います。これからも一緒にいたいからこそ、率直な気持ちを伝えることが大切だと考えているんです。我慢して付き合っていても、楽しくありませんからね」と続けた。
■仕事の不満を言えずに
感情を表に出せない30代男性は、「自分の気持ちを表に出すのが、昔からとても苦手です。とくに職場では上司や同僚に対して自分の意見を言うのが怖くて、つい我慢してしまいます。ある時、仕事の進め方について不満があったのですが言えずにストレスが溜まり、結果的に体調を崩してしまいました」と語る。
取り越し苦労も多いようで、「後から同僚に話したら、『もっと早く言えばよかったのに』と言われたんです。思い詰めるくらい悩んでいたのに、同僚からすればそれほどのことでもなかったようで…。勝手に一人で考えすぎて、自分を追い込んでしまっているのでしょうね」と話していた。
■不快にさせずに伝えるには…
Xでは、「あまりにも自分の感情をおろそかにしてきたので、自分はかなり不健康な状態なのではないかと感じる」と自分の感情を出さないと、健康状態が悪化すると考える人も。
また素直に伝えたい気持ちがあっても、「相手を不快にさせずに、自分の気持ちを伝えるってどうやったらできるの?」と悩んでいる人もいた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女622名