阪神タイガースは「2位でも大健闘」 佐藤義則氏が独自見解、V滅の理由も分析
連覇を達成することができなかった阪神タイガース。佐藤義則氏が「2位でも大健闘」と分析する理由とは。
元阪急ブレーブス・オリックス・ブルーウェーブの佐藤義則氏がYoutube『佐藤義則チャンネル』を更新。阪神タイガースが2位になった理由を分析した。
■阪神は2位でも大健闘
佐藤氏はレギュラーシーズン2位が決まった阪神に「前半戦の3番4番がファームに行ったり、それくらい状態が悪かったってことだったんで。これは、ピッチャーががんばっても、しょうがない順位になってしまったのかなと、俺的にはそう思っている」と分析する。
続けて「40年以上野球をやってきたけど、3・4・5番がファームというのは見たこともないし、聞いたこともない。ピッチャーのがんばりで、1位になったり2位になったりした。クリーンナップが打てないので、こうなったと思う」とコメントした。
■前半戦打てなかった
連覇を逃したことには、「2年連続勝つことは難しい」と持論を展開。
今年の阪神を振り返り、「キャンプから見て、ピッチャーと打撃も阪神は強いと思ってやってきたけど、残念ながら勝てなかったという1年になってしまった」と解説する。
さらに一時得点圏打率ランキングで阪神の3選手が上位を占めたことに触れ、「いつからそういうふうにチャンスで打つようになったか、わからないけども大山悠輔、森下翔太、近本光司って、得点打率がトップに3人いるにもかかわらず、ここの位置というのは、前半がどれだけ打ってなかったかということ 」と分析した。
■OP戦終了時から警鐘
今季1年間、ほぼ毎試合阪神戦の振り返り動画を投稿し続けた佐藤氏。前半戦の深刻な打撃不振が、が、2位に終わった要因と見ているようだ。
阪神は春先、オープン戦で9連敗。多くの解説者は楽観視していたが、佐藤氏は今年3月に投稿した動画で、「いつでも勝てるなんて大間違い」と警鐘を鳴らしていた。
惜しくも連覇はならなかったものの、一時首位に立ち、優勝した読売ジャイアンツと最後までデッドヒートを繰り広げた阪神。岡田彰布監督のもと、懸命に戦ったことだけは、間違いなさそうだ。